エコツーリズム・農家民泊の受け入れ 2013年6月19日議会質問

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農家民泊についてです。
ことしの1月に会派で水俣市と鹿児島市にて生涯学習事業と農業振興事業について視察してまいりました。
両市、両事業とも共通していたのが農家民泊の取り組みです。
鹿児島県内では約1,000件の農家民泊受け入れの家庭があり、鹿児島市では約100件が登録されています。
受け入れ農家は年々増加しております。
仕組みは、他県の中学、高校からの申し込みを受けた旅行会社が南薩摩地方のNPOに受け入れを依頼し、NPOが各自治体に相談し手配していきます。
鹿児島市の場合は学校を対象としております。
鹿児島市としては、冊子作成などの広報の支援、保健所の研修は行っておりますが、市がお金を出してはおりません。基本的に農家とNPOによって運営されています。
体験した生徒からは、有意義だったという声が多く、再び訪問したいという声も多いとのことです。
都市部の生徒にとって農業体験、農村の生活体験、高齢者との触れ合いは貴重であります。兄弟のいない生徒にとって受け入れ家庭の子供との交流もよい経験となっています。
受け入れ家庭からは、以下のような声がありました。後からお礼の手紙が来てうれしかった。昔話や農業の苦労の話をよく聞いてくれた。子供たちはかわいい。農家自身にとっていい刺激となり、仕事に自信を持つきっかけとなった。元気をもらった。何より今まで何もないと思っていた村に子供たちが学ぶべきことがたくさんあるという気づきが得られ、市民が地域を掃除をしたり標識を整備したりするようになったということです地域への誇りを取り戻すことができたという意義があります。
現金収入が見込める経済的な効果もあります。
柏市でも農家民泊事業を行うことについてどのようにお考えでしょうか
また、市内や近隣の学校から、例えば手賀の丘少年自然の家に宿泊して、あるいは日帰りの校外学習として農業体験などを受け入れていくことについては、いかがお考えでしょうか。

経済産業部長(大竹正祥君) エコツーリズム事業、農家民泊についてお答えいたします。
近年食の安全や農業に関する関心が高まっており、自然環境や地域の風土・文化などと関連づけた農業体験、自然体験などを内容とするエコツーリズム事業が各地で行われてきております。
子供たちが実際に農業を体験し、知ることは、食育や環境学習にもつながり、大変意義のある取り組みであると考えます。現在手賀沼周辺地域では枝豆やトウモロコシなどの野菜の収穫体験や田植え・稲刈り体験などの取り組みが行われており、事業として定着しつつあります。
さらに、今年度からは耕作放棄地を解消した農地を活用し、農家の人が農作物の栽培技術や知識を教える体験農園事業も始められています。
また、手賀沼周辺だけでなくあけぼの山周辺に代表される北部地域においても、里山や農地など豊かな自然と史跡などの地域資源も多く存在しています。
このように遠方に出かけなくても身近な場所でエコツーリズムを体験できる環境が柏市にはございます。
多くの子供たちが農業体験することは、受け入れ農家としても作付品目や作付規模が事前に計画でき安定した収入が見込まれるため、農業経営の安定化や不耕作農地の解消にもつながり、地域の活性化を図ることができるものと考えます。
しかし、農家民泊となると、地元の受け入れ態勢など解決しなければならない課題もあるかと思います。
議員から御提案のありましたように、手賀沼周辺には宿泊施設を備えた県立の少年自然の家が整備されており、低料金で多くの人数を受け入れることができます。
この少年自然の家の施設を活用した宿泊型エコツーリズムの柏モデルも考えられると思います。
今後この取り組みを具体化するためには、体験メニューや受け入れに関する問題等もありますが、地域振興の目玉にもなりますので、関係者と協議していくとともに、今年度予定しています観光計画策定の中でも検討してまいりたいと考えております
以上でございます。

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投稿者:

山下 洋輔

柏市議会議員。柏まちなかカレッジ学長。教育コンサルタント。元高校教諭。 教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。 著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 教育共創研究所 代表 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。 早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 教育コンサルタント山下洋輔事務所設立。 2011年9月から柏市議会議員。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)