歩行者優先のまちづくりは世界の潮流です。
歩きたくなる街になれば、商業の活性化だけでなく、医療費も、温室効果ガス排出量も減ります。インターネットではなく、街では生きた経験が得られ、文化が生まれます。
ドイツのフライブルクは、戦災をまぬがれ、教会を中心とした中世からのまちなみが残っています。ドイツの他の都市のように、戦後、車社会に合わせて近代化された都市に変容できなかったことが、今となっては長所となっています。
幸い、柏駅前は、大型の道路ではなく、裏路地の個人店など、街を歩く魅力が残っています。
今年は市内にも大型のショッピングモールがオープンします。柏駅前は、今こそ、特色あるまちづくりが求められています。
そこで、「柏駅周辺まちづくり10カ年計画」にて示されている柏駅前の歩行者優先の取り組みについて、影響を受ける関係者への説明や話し合いはどのように進めていく予定などを議会で質問しました。
バス・タクシーや運搬の車の扱い、自転車の通行、道路の活用など、地権者はじめ、沿道の商業者、通行者や利用者とのコミュニケーションが必要です。
その他にも、ますます複雑になってくるまちの課題を調整するには、行政や商店街だけでなく、「公」「民」「学」が連携し、多様な組織や個人が協働して、エリアマネジメントが行われていくことが求められています。
このような現状で、柏アーバンデザインセンター(UDC2)の役割は、非常に重要であり、もっと柏市も参加や協働をしていくべきであると考えています。
私の選挙ポスターとプロフィール写真は、1期目も2期目も、柏駅前通りの歩行者天国で撮影しています。柏駅前の歩行者優先のまちづくりは、ぜひとも実現してほしい事業の一つです。
子どもを安心して歩かせられ、自家用車がなくても公共交通で用を済ませられ、単なる道路ではなく楽しい気分になるような空間に可能性を感じています。
ポートランドでは、アートイベント「First Thursday」といって、毎月第一木曜日にアートウォークが開催されています。ポートランドのアーティストコミュニティがまちなかでグループ展や個展を同じ夜に行います。
あわせてバリアフリー化も進めなければいけません。
ご高齢の方や子どもだけでなく、障がいのある方も、スーツケースを引くビジネスマンも、ハイヒールの女性も、お疲れの方も、誰もが歩きやすい道路を早急に実現させるべきです。
旧水戸街道沿いの傾いた歩道は、来年度には工事が始まる予定です(巻石堂病院~千葉銀行区間)。
この工事に合わせて、自転車道も整備されます。