虫から人生を、そして社会のあり方を学ぶー小川幸夫さんの『農薬に頼らずつくる 虫といっしょに家庭菜園』

私の尊敬する柏の先輩、小川幸夫さんのご著書『農薬に頼らずつくる 虫といっしょに家庭菜園』(家の光)が出版されました!

十年ほど前、初めて小川さんのお話をお聞きし、虫や農業•自然環境だけの話だけでなく、人間社会にも通じるもので、私の教育観に大きな影響を受けました。

不登校の生徒の支援するプログラムを考えていた時、悪い虫にもいいところがあり、いい虫にも悪いところがあること、草食の虫は害虫と呼ばれ、肉食の虫は益虫と呼ばれるが、必ずしもそうではないこと、また、そのどちらでもない雑食の虫の存在も重要だということ。

いろんな生物がいる畑が豊かであると教わり、多様な社会や組織のほうが強いことを知りました。

今でこそ、インクルーシブな社会や多様性など、国も企業も提唱していますが、小川さんのお話は説得力があります。

年々、畑が取り巻く環境が変わってきていることは、私たち議員にとって考えなければならない課題ですし、市民•消費者としても買い物や生き方を一つひとつ見つめ直し、主体的に社会と関わっていかなかればならないところです。

本の出版を記念して、小川さんに柏まちなかカレッジで、ぜひトークライブをお願いしたいです。

小川さんの野菜も使っているボンベイの磯野さんにも、本をおススメしました。

虫への愛があふれています。
現代のファーブル昆虫記ですね。

小川さんの考えはもちろん、具体的な畑の虫情報も満載です。
カラーで、読みやすい装丁です。

農薬に頼らずつくる 虫といっしょに家庭菜園

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員選挙(柏市)•立憲民主党公認候補予定者。 2021年10月、柏市長選挙(2021年)に無所属で立候補。43,834票を託して頂きました。その後、AIで水道管を救うFracta Japan株式会社の政策企画部長に。 元柏市議会議員。柏まちなかカレッジ学長。元高校教諭。2児の父。 教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 (社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)