「世界のどこかである不正が誰かに対して犯されたならば、それがどんなものであれ、それを心の底から深く悲しむことのできる人間になりなさい。それが一人の革命家のもっとも美しい資質なのだ」
チェ•ゲバラが子どもたちに宛てた手紙に書かれた言葉です。
地球の裏側で横行している理不尽なことに対して、我が事のように考えられるか。いつも自分に問いかけています。
今日、柏まちなか映画館柏まちなか映画館で『マヤー天の心、地の心』を鑑賞•対話会。
古代文明の神秘のような内容かと思っていましたら、現代の社会問題を指摘するドキュメンタリーでした。
グァテマラとメキシコの国境付近に、マヤ人•先住民たちが暮らしています。
先住民とその文化への迫害。
外国籍企業の金鉱採掘により、先住民は公害に苦しみ、水など資源の枯渇。
古代文明遺跡も破壊されている。
先住民は、女性の識字率が低いなど、教育の問題も抱えている。
熱帯雨林が破壊され、豊かな生物多様性が損なわれ、地球環境を危機に追い込んでいる。
遺伝子組み換えトウモロコシと農業と地域経済の崩壊。
人間の技術(西洋文明)への過信と自然の軽視への警鐘が鳴らされている。
映画の語り方が、一方的な告発にとどまり、退屈な印象も受けた。
ただ、この印象が、先住民の無力感や閉塞感そのものであり、悲惨な現状でもあるのかもしれない。
この映画を観て退屈と感じた私たちは、先住民に寄り添うことができたのだろうか? これから、私たちはどうすればいいのだろうか?
鑑賞後の対話で、そんな話し合いが行われました。
柏まちなかカレッジでは、2019年、1年間限定で映画館を運営します。ドキュメンタリー映画を毎月一回、上映し、語り合う場を、まちなかに作ります。
「人と人をつないで世界の課題解決をする」をミッションとするユナイテッドピープルが提供する45本(2019年1月現在登録数)の中から厳選して上映。上映後、感想を語り合う時間も設けます。
次回は、5月9日(木)18時半から、ハックルベリーブックスにて、『0円キッチン』鑑賞•対話会を開催します!