議会質問で、ごみ置き場の設置とごみ収集について質問しました。
ごみ集積所は、柏市内に約1万1400か所あります。
ごみ集積所・ごみステーション設置の相談が年々増え、その解決が年々難しくなっていると感じます。
新設された集合住宅や住宅地ではなく、古くからの市街地に元々あったごみステーションが諸事情で廃止され、別の場所を探さなければならない場合です。
狭い路地ですとなおさら難しくなります。
これまで自治会・町内会に設置を任せてきましたが、現在のゴミの収集システムには限界を感じています。
特に、町会が担っているごみステーション設置には、地域コミュニティの問題や市民協働の課題が表面化しています。
町会への加入率は下がっておりますし、町会に加入しなくてもゴミは捨てなければなりません。
町内会が機能している地域だからこそ、困ったという声があがってきますが、決められた収集場所ではない場所にゴミが捨てられるなど、住民トラブルや住環境の悪化も懸念されます。
ごみ収集場所が遠くなると、ご高齢の方にとっては大変です。
高齢者のごみ出し支援についても、地域の助け合い活動として各地で取り組まれています。
国立環境研究所の研究員の方々と、議会前に「高齢社会におけるごみ集積所管理の実態と課題」について意見交換しました。
「高齢者ごみ出し支援」についての冊子をいただきました。
ごみの戸別収集も1つの解決策とも考え、提案しました。
都内では実現しているところも見られますが、まだ柏では難しいようです。
まずは、高齢者のゴミ出し困難なご家庭から検討していきたいとのことでした。
自分たちの地域を自分たちの手で運営していけるかどうかという市民自治の問題です。
町内会や地域コミュニティのあり方が問われています。