孤高の画家 高島野十郎と増尾(柏市)

柏稲門会の先輩方と、増尾の史跡を探訪しました。

高島野十郎は、1960年から柏市増尾の地に移り住み、柏の田園風景をこよなく愛し、この地でアトリエをかまえました。

ロウソクや月の絵は有名で、和太鼓奏者の林英哲さんは彼をテーマとした「光を蒔く人」という組曲を作っています。

画壇との関わりを持たず、孤高の画家でした。
この高島野十郎と親交のあった伊藤さんからお話をお伺いする機会を得ました。

高島野十郎が初めて増尾にやってきた時のこと、最初のアトリエのこと、コーヒーのこと、思いを寄せていた女性についてのエピソード、絵の盗難の顛末、絵の修復、絵の価値、個展、最後のアトリエに移った時のこと、風貌と出自、人は見かけで判断してはいけないということなど、興味深いお話ばかりでした。

「晴れの法隆寺」、「雨の法隆寺」を見せていただきました。

萬福寺近くにあるご本家の伊藤家住宅は、今年、国の登録有形文化財に指定されました。
最後のアトリエであろう建物も見せていただきました。

幸谷城趾、萬福寺、少林寺については、あらためてご報告いたします。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)