フューチャーセンターについて-2012年6月議会質問

柏の葉国際キャンパス構想について‐その現状とフューチャーセンターの試み

柏の葉国際キャンパスタウン構想は、先進的な構想として、全国からの視察も多く、柏のイメージアップにつながっていると評価できます。その一方で、構想倒れになっているのではないかという、市民の声も耳にします。
構想を発表し、5年目となった今、柏市がどのようにかかわり、どのように活用していくかを考える時期に来ているのではないでしょうか。
昨年の議会でも質問いたしましたが、フューチャーセンターが、これからの社会協働の課題解決の仕組みとして注目を集め、書籍も出版され、雑誌や新聞にも取り上げられるようになってきました。この柏の葉国際キャンパスタウン構想にも、柏の葉フューチャーセンターというアイデアが盛り込まれていますが、その現状はどのようになっているのか、その課題と今後の方針についてお聞かせください。119-1

副市長(石黒博君) 柏の葉国際キャンパスタウン構想におけるフューチャーセンターの取り組み状況についてお答えいたします。近年、行政における課題の多くが非常に横断的で、また多様化してきております。このような中で、これらの行政ニーズに対応していくということでは、これまでの対応だけでは十分でないというふうに認識しております。また、行政だけでなく、これらを解決していくためには、いろいろな方々がそれぞれの特性を生かして、連携しながら取り組むことが重要であるというふうに認識しております。このような中でフューチャーセンターにつきましては、行政の課題のみならず、さまざまな企業とかそういう課題も含めまして、中長期的な問題の解決を目指して、さまざまな関係者が幅広く集まり、また知恵を出し合いながら解決策見出すということで、こういうフューチャーセンターの機能については、こういう中では大変有効であるというふうに考えております。
御質問にありました柏の葉国際キャンパスタウン構想におけるフューチャーセンターの位置づけでございます。一つは、柏の葉の産業をしっかり整えていくということで、目標の一つに新産業創出ということが掲げております。これらの中で、大学あるいは企業等のアイデアをどうやって事業化していくかということで、それらを進める中の一つに柏の葉フューチャーセンター、仮称でございますが、位置づけがされております。具体的には、まだこのフューチャーセンターについては、だれがつくっていくのかもまだ決まっておりませんし、どういうものにするかということでまだ整理されておりませんので、具体的には展開されておりません。この構想の中には、具体的に位置づけてはありませんが、そのような中で民間の企業等によりまして、国家的な課題を解決すると、そういう具体的な先進モデルをこの地域で考えて実践につなげていくということで、一般社団法人のフューチャーデザインセンターというものが平成21年の7月に設立されております。また、東京大学におきましては、既存のプロジェクトが民間企業と共同研究開発を推進できる場をつくっていくというような考え方のもとに、平成21年度に東京大学フューチャーセンター推進機構というものを設立しております。具体的この活動の場所については、柏の葉キャンパス駅前において整備されると聞いております。また、柏の葉キャンパス周辺のまちづくりにつきましては、公・民・学が連携してまちづくりを進めると、そのような趣旨のもとに、既に平成18年に設立されております柏の葉アーバンデザインセンターがあります。これらがさまざまな連携のもとに、まちづくりを総合的に進めるというところでスタートしているところでございます。
このような展開されている中で課題につきましては、やはりこれらのフューチャーセンター、組織を動かす人材が大変重要だろうと思います。そういう施設をつくるのは簡単ですが、やはり問題は関係者をいかにコーディネートしていくか、またファシリティーしていくかという、そういう人材がやはりいませんと、うまく機能しないということで、課題の一つは人材の育成だというふうに認識しております。また、御質問にもありましたように、柏の葉国際キャンパスタウン構想の具体的に進める中では、どういう形でこの進行管理をしていくのかということが重要だと考えております。現在、柏の葉のアーバンデザインセンターが一つの役割を持っておりますが、ここだけですべてを調整、まとめていくというのは難しいと考えております。さまざまなフューチャーセンター、それらがそれぞれの分野の中で進めていくのはもちろんなんですが、全体をやはり束ねるところがあることが望ましいと考えております。産業の振興の関係ですと、現在も東葛テクノプラザ、県のありますが、これらの中でもまだ十分機能しておりませんので、今後の方向としては、さまざまな連携をどうやってつなげていくかと、それを緩やかな連携する組織あるいは進行管理する部署が必要性があると思います。これらを現在の中では、柏の葉アーバンデザインセンターが中心になりまして進めていくことが重要であると考えております。以上でございます。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)