柏市立手賀東小学校を訪問しました。
柏市立手賀東小学校は、市内全域から児童を募集している小規模特任校です。
「小さな学校、大きな学び!」を掲げ、一人一人の「なぜ?」を大切にした教育がなされています。
6年前、議員になり最初に調査したのが手賀東小学校でした。
※小規模校の特性を活かした教育‐少子化時代の教育
異年齢クラスで実物に触れて学ぶイエナプラン教育など、日本の教育制度では実現が難しいように思われていましたが、日本各地に小規模なために、異年齢クラス(複式学級)にせざるを得ない学校があります。
豊かな自然や昔ながらの地域コミュニティを活かしたホンモノから学ぶ教育が実践されています。
地元の方にとっては、激しく競争する機会のある大規模校をうらやましく思う面もあると思いますが、一人ひとりを大切にした教育というものは、かけがえのない魅力であることを発信していくべきです。
柏市の42小学校のうち、約1割にあたる4校を、オルタナティブ教育の学校とできれば、市内の子どもたちの多様なニーズに応えられると、私は考えています。
教育委員会/教育研究所が、学習指導要領に沿ったカリキュラムを作り、学校をサポートしていきます。
教員の異動もあるので、市内全体の教員の資質も向上するのではないかと期待できます。
オランダは、オルタナティブ教育が盛んですが、その割合は約1割です。
そのような観点から、廃校には反対で、地域の中心となる学校を残しながら、小規模ならではの良さを示していくべきです。
※廃校ではなく、理想的な公立学校の設立を!
まだまだ課題はあります。
土地の用途に制限がるので、人口が増える見込みはありません。
優良田園都市制度などを生かした都市計画としても考えなければなりません。
また、小規模特任校を活かし、外部から児童を募集していますが、学校を支える人材も市内全域から募る必要もあります。
現在、手賀東小には、こどもルーム(学童)がありません。
こどもルームができると、迎えの時間に余裕ができるため、小規模特任校で越境して通学する児童も増えるのではないかと思います。
実際に、訪問してみると、歴史のある学校であることを実感します。