これまで柏駅前の駐輪場や自転車道など、自転車が乗りやすい街になるよう議会でも質問してまいりました。これまでの私からの提案や意見は、柏市自転車総合計画の中で検討されています。
今日は、この自転車総合計画の調査のため、担当課と一緒に視察に行ってまいりました。
この視察で、特に、ポイントと感じたことは、放置自転車対策は、①駐輪場、②取り締まり、③保管場の3つの業務と行政が一体となって取り組まなければならないということでした。
取り締まりの仕事ではなく、駐輪場への誘導です。運営者が違う駐輪場でも、ネットワーク化され、満車情報などが把握できます。駐輪場を使う人が増えると、撤去も減ります。撤去へのクレームに対しても、情報共有で適切な対応が可能となり、職員の負担も軽減されます。
もう一点は、駐輪場は、大きなものを作るより、まちの各所に点在している方が、利用しやすいということ。まちの隙間スペースをフル活用していました。たとえば、ビルの空きテナントが駐輪場になっている事例も二つほど見学しました。ビルの取り壊しまでの暫定的な活性事例もありました。
うまくいっていない場所もありました。スーパーの前に違法駐輪されているのですが、スーパーの向かいに駐輪場があるのです。しかし、その駐輪場は30分100円。最初の1時間から2時間くらいは無料にすることが大切です。
私は自転車に乗る者として、どこにでも置けると助かります。店の目の前まで自転車で行き、歩く距離は少ない方がいい。ただ迷惑になってはいけないということも分かります。しかし、自転車で訪れるのが面倒な街になっては本末転倒です。 柏市の自転車総合計画では、放置自転車を無くすことだけを目的としたものではなく、文字通り、総合的な計画を策定して頂きたいと要望しました。