6月10日、江戸川大学にて、リヒテルズ直子さんのご講演をお聴きしました。
明日、議会に登壇し、柏市の教育の方針を市長に問うので、素晴らしいタイミングでした。
ヨーロッパ各国では、学力よりも、「インクルージョン」や健康や安全、人間関係、幸福度、教育環境といった「well-being 」に重点を移しています。
グローバリゼーションが進み、シチズンシップ教育が、ますます重視されます。
学校は、「民主的シチズンシップの練習の場」として、公教育に位置付けられます。
・画一一斉教授から個別発達支援へ。
・エクスクルーシブ(落ちこぼれ、留年)からインクルーシブへ。
・教えるから学ぶへ。
オランダは、市民社会へと転換し、このように学校教育が変わりました。
脱産業化社会において、クリエイティビティも重要な要素です。
専門的に研究すればするほど、また、現場主義を貫けば貫くほど、見えなくなってしまう視点もあります。
リヒテルズ直子さんから、いつも大局観をお示し頂き、私は活動の原点に帰ることができます。
ほんの木から6月15日に発売される『てつがくおしゃべりカード』も購入することができました。
真実、時間、友情、個性、平等、自由など、様々な哲学的テーマを引き出す問いが1枚に1つ書かれています。
いま、こども哲学が世界的に注目されています。こどもならではの感受性や思考を導くための教材も研究していきたいです。
※こども哲学のすすめ https://y-yamasita.com/yamassington-post/810.php