市議会議員として6年目を迎えて

柏市議会・第3回定例会が始まりました。
昨年8月に市議会議員選挙があり、昨年9月から今期が始まりました。お陰さまで、私は柏市議会議員となり6年目を迎えます。

振り返って、初心を忘れることは決してありませんでしたが、日々の活動の一つひとつや言葉の一つひとつが慎重になったように感じます。
これは、市民の皆様の思いや考えを想像し、言動の一つひとつに責任の重さを実感できるようになったからです。
委縮してしまったわけではなく、公正であるかどうかを、常に自分に問い質しています。

 9月に開かれる第3回定例会は、決算も出てくるので細かい審議も行われます。そして、この議会の初日には、議長や各委員会の委員長など、議会の人事が決まります。

市議会は、市民の直接選挙で選ばれた議員で構成される議事機関で、年4回の定例会があり、行政の事務・事業などを審議、決定します。

私たち議員一人ひとりは社外取締役のような機能ですが、実際に、事業を行うのは、市長をはじめとする行政(市役所)です。
議会は一つにまとまった全体で、行政と対等になります。ですから地方議会は、政治思想や派閥で分断している場合ではなく、連帯していくべきです。
実際、行政は首長(市長)をトップとした組織ですが、議会は独立した議員の集まりです。選挙もあるので、ライバルでもあります。議会が一つになるのは、なかなか難しいのが現実です。

ただ、いろんな考えや立場の議員がいるというのは、社会の多様性を保っていて、長い目で見て、良いことなのかもしれません。
民主主義というものは、良い方にも悪い方にも偏らないシステムなんだと考えられるようになりました。

今回の議会で、柏市から提出される予定の議案は、下記のリンクから見られます。
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/030100/p036703.html

市長からの市政報告
質疑並びに一般質問通告者

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)