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本日(2025/12/3)午前1人目の代表質問は、自民党の田畑毅議員でした。
質問項目
- 県立長生の森公園について
- 河川整備について
- 田んぼダムについて
- 産業用地の確保について
- 長生グリーンラインについて
- 県立高校のトイレの整備について
- 保健医療政策について
- 移動困難者対策について
- 交通安全対策について
- その他
議会質問・答弁の書き起こし全文
質問(第1回目)田畑毅 議員
–田畑毅 議員
皆さんおはようございます。
茂原市選出、自由民主党の田畑毅でございます。
質問に先立ち、質問の機会をいただきました会派の先輩、同僚議員に心より感謝申し上げます。また、傍聴にお越しいただきました支援者の皆様、誠にありがとうございます。
県議会議員となって初めての一般質問でありますので、至らないところが多々あると思いますが、ご容赦ください。
それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
まず初めに、県立長生の森公園について伺います。
長生の森公園は、長生夷隅地域の広域的なスポーツやレクリエーション、防災機能を充実することを目的とした公園であり、平成6年度から整備が進められ、平成14年度に野球場が完成し、以降、テニスコートゲートボール場が順次供用され、多くの方に利用されています。
昨年2年には令和2年には、圏央道の茂原長柄スマートインターチェンジが開通し、公園のアクセスを格段に良くなりましたので、公園の更なる利用促進に向けた整備状況について関心があるところです。特に、高校野球に利用されている野球場については、近年の熱中症対策として、日中を避け、朝夕に試合を行う義務制が昨年度より夏の甲子園で実施されており、今後、千葉県予選においても採用が想定されます。
その対応として、必要不可欠なライター照明の設置を現在長生の森公園の野球場において、進めてもらっていると聞いています。
そこで伺います。
県立長生の森公園の整備の進捗状況と今後の取り組みはどうか。
次に、河川整備について伺います。
私の地元、茂原市を流れる石田川は、平成以降5度の浸水被害をもたらし、浸水対策は非常に重要なことだと考えております。特に、令和元年の豪雨では、浸水戸数が4337戸浸水面積が約1762ヘクタール交通網の遮断や公共施設の被害など地域社会に甚大な影響を及ぼしました。この大雨を教訓として、県では、この豪雨と同規模の降雨に対し、令和11年度末までに、家屋や主要施設の浸水被害をゼロと目標とする一宮川流域浸水対策特別危険緊急事業を立ち上げ、直接事務所である。一度目が改修事務所開設し、集中的に予算を投入して事業を推進していただきました。
この一宮川流域浸水対策特別緊急事業の中核をなす。河川激甚災害対策特別緊急事業では、中流域において、河道断面を拡大し、流下能力の向上を図っております。現在現地では、目に見えて稼働が広がり、地域住民の方から方々からも一定の安心感が得られつつあります。
一度目は進捗については、我が党、自民党代表質問や茂原市選手の先輩議員からも幾度となく質問してきたところでありますが、現在の状況が気になるところです。
そこで伺います。
一宮川における河川整備の進捗状況はどうか。
次に、茂原市内を流れる姿勢について伺います。
一宮川には合計六つの視点が流入しており、支店の沿線もその被害が甚大であったことから、自然の河川整備にも取り組んでいただいており感謝いたします。先日、私も出席させていただきました決算審査特別委員会において、阿久川の整備状況を説明させていただき、5番のかさ上げ工事が令和6年度に完成したとご答弁いただきました。
一方、茂原市内には、他にもお笑い市役所前を流れる戸田川と環境衛生センター前で本線と合流する鶴枝川でも河川整備を行っており、その状況が気になるところです。
そこで伺います。
豊田川および鶴枝川における河川整備の進捗状況はどうか。
亀川大橋本の地区を東西に流れ、利益面積約25平方kmの2級河川南白亀川の線になります。この赤目川の上流に位置するJR本納駅周辺では、令和5年9月の豪雨のときなどこれまでに度々浸水被害が発生しており、地元の本能小学校や本の中学校の通学においても、道路冠水が発生していることから、大橋の排水対策とあわせて、浸水被害の軽減を図ることが重要と考えております。
この浸水被害の軽減を図るため、県において、長年にわたり稼働拡幅や調節池の建設など、河川整備が進められてきているところですが、稼働確保に合わせて行う橋梁の架け替えや堰の改築や他の河川の河川整備に比べ多数あると聞いており、事業の進捗が気になるところです。
そこで伺います。
鴨部川における河川整備の進捗状況はどうか。
次に、田んぼダムについて伺います。
治水対策には、河川整備も重要ですが、予算と時間がかかることから、比較的コストがかからず、早期に取りかかることができる治水対策として、田んぼダムの取り組みが全国で広がっています。
国が公開している。田んぼダムの手引きでは、実証実験に基づく田んぼダムの効果や、実施地区でのアンケート結果などが紹介されており、交通被害に悩まされてきた地域の苦労を伺い知ることができます。私の地元、茂原市においても、あらゆる関係者が協働して、流域全体で水害を軽減させる流域治水の一環として、農家の方々が田んぼダムに取り込まれている地域があります。
一部の地域だけでの取り組みでは、効果が限定的であるため、広範囲での取り組みが必要であると考えます。
そこで伺います。
田んぼダムの取り組み状況はどうか、また、今後どのように推進していくのか。
次に、産業用地の確保について伺います。
企業誘致は、雇用の確保地域経済の活性化を図るために、重要な施策であり、県では企業への訪問活動の強化など積極的な企業誘致に取り組んでいただいたところと認識しています。その結果、企業の立地件数の実績は好調と伺っていますが、さらに企業誘致を推進していくためには、受け皿となる産業用地を準備することが欠かせません。
しかしながら、県内の産業用地が不足しており、私の地元である茂原市においても、様々な業種の企業から産業用地を探しているとの声が寄せられていますが、市内の工業団地に空き家がなく、企業の立地ニーズに応えることが困難な状況です。
県内では、複数の市町村において、産業用地の整備に向けた動きがあると聞いておりますが、ノウハウのない市町村も多く、県にしっかりと市町村の支援に取り組んでもらうことが重要であると考えます。
そこで伺います。
不足不足する産業用地の確保に向けてどのように取り組んでいるのか。
3業種の角など限られた土地を有効に生かしていくためには、遊休化した農地なども活用しなければならない場合があります。生産性の高い農地として、特に農業振興地域として指定されている地域は、農地法、農振法の制約により転用することが難しい状況になる場合があります。
しかしながら、後継者となる担い手の不足などの事情により、残念ながら農業振興地域の中にも、雪農地になってしまうている農地や営農継続が厳しい状況にある農地も一部あると思います。もちろん農業振興地域内ですから、本来は農地として再生し、営農できるよう取り組むことが大事であると思いますが、場所によっては、それにこだわらず、転用して課長した方が地域の振興に繋がるのではないかと考えるケースもあります。
そこで伺います。
農村地域への産業導入の促進について県はどのように取り組んでいるのか。
次に、長生グリーンラインについて伺います。
長生グリーンラインは、外房地域の道路ネットワークの骨格となる道路であり、現在、令和8年度中の全線開通に向けて整備が進められている圏央道の整備効果を外房地域に広く波及させる大変重要な道路です。
私の地元、茂原市にとっても、交通が転換することにより、渋滞の緩和や安全性の向上に寄与するとともに、潜在している地域の優位性を引き出し、地域の活性化に繋がる道路として、大変期待しているところです。令和6年3月に長南町道から県道茂原大多喜線までの2.5kmが開通し、圏央道から4kmが供用されました。
続く区間の早期開通に対する地元の期待も高まっていることから、茂呂氏さんが始関の広域農道までの進捗状況が大変気になるところです。
そこで伺います。
長生グリーンラインの県道茂原大多喜線から広域農道まで期間の進捗状況はどうか。
次に、県立高校のトイレの整備について伺います。
県教育委員会は、令和11年度末までに全てのトイレを洋式化するとして、現在、順次整備を進めていただいているところでありますが、県立高校のトイレは古くて汚いという声をよく聞きます。
老朽化した配管は臭いが残りやすく、湿式の床はカビが発生し約不衛生です。学校のトイレが汚いという理由で使用我慢し、体調や学習に支障が出るような生徒もいるのでいるのではないかと心配します。来年度から私立高校の授業料が無償化される中、生徒が安心して快適な学校生活を送れるよう、県立高校において、学習環境を整えることは、今まで以上に重要であると考えます。
そこで伺います。
県立高校の快挙環境監査改善のため、トイレ全体の改修を進めていくべきだと思うがどうか。
次に、保健医療政策について伺います。
厚生労働省が11月21日に発表した。人口動態統計によると、1月から9月9月、1月から9月の出生数の速報値は、52万5064人で、前年同期比2.8%、2.8%減っており、率比較可能な2005年以降で最も少なかった。
少子化に歯止めがかかっておらず、通年の出生数も過去最少となる公算が大きいと報道されています。千葉県においては、令和3年から増減を繰り返しながら減少傾向にあり、令和5年は3万5658人で前年の3万6000円965人より1307人減少したとのことです。
また、千葉県の人口1000人に対する出生率は、55.9で前年の6.1から2ポイント減少しており、全国の出生率である6.0を下回っているとのことです。このように、少子化が進む中で、子供を安心して産むことができる環境作りには、真剣に取り組んでいかなければならない問題だと思います。
私の地元にある。公立調整病院には出産ができません。また、近隣に出産できる施設が少ない状況であり、市民からも参加を増やしてほしいという声がありました。3回をもっと増やし、出産できる病院を増やすことで安心して出産ができ、少数かも少子化も解消に向かうのではないでしょうか?
また近年、全国でも本県でも出産年齢は上昇傾向にあり、今後リスクを伴う出産が増加していくことが予想されます。出産リスクの高い妊婦のケアや相談で小さく生まれた赤ちゃんや先天的な疾患を持った持つ赤ちゃんの命を救うには、一般の病院ではなく、周産期母子医療センターが重要になってきます。
現在、県内では周産期母子医療センターが12施設あるそうですが、私の地元である村氏から一番近いのは千葉大学附属病院のようです。県としてどの地域に住んでいても安心して出産できるよう、医療機関への支援が必要であると考えます。
そこで2点伺います。
一つ、県内の産科医を増やすためにどのような取り組みをしているのか。
一つ、周産期の医療提供体制を確保するため、どのような取り組みをしているのか。
次に、移動困難者、移動困難者対策として、地域公共交通に関する支援について伺います。
私の地元の茂原市を初めとする。県南部地域などでは、高齢化の進展に伴い、運転免許を返納し、マイカーに帰る移動手段を必要とする方が増えていくものと見込まれます。また、若い世代の定住を図り、人口減少を少しでも食い止めるためにも、生活や経済を支える交通公共交通サービスを確保する必要があります。
一方で、県南部地域では、交通網が充実した。都市部に比べ自家用車が移動手段の主流であり、公共交通サービスの水準が高いとは言えず、その維持確保は、地域にとって死活問題となりかねない大きな問題となっています。
また、こうした地域では、市町村や交通事業者の体力も都市部とは差があり、支援の必要性がより高いことから、県による支援の状況が気になるところです。
そこで伺います。
茂原市南の県南部地域における地域公共交通の維持確保に向けて、県ではどのような知恵を行っているのか。
次に、交通安全対策について伺います。
県警によれば、本県の令和6年末時点の75歳以上の運転免許保有者数は約38万人で、5年前の令和元年と比較して約37%増加しています。
体感としても、近年、町中で高齢ドライバーを目にする機会が多く、ニュース等でも頻繁に高齢ドライバーによる交通事故が報じられています。
中でも特に目を引くのが、ブレーキとアクセルの踏み違いによる事故です。道が事故は、津波発生すれば大事故に繋がるケースも多く、対策が求められるところであります。特に加齢に伴って、運転に必要な身体能力は低下すると言われてますので、高齢者自身にそのことをしっかり認識してもらい、自身の運転能力に合った安全な運転を心がけてもらう必要があります。
そこで伺います。
75歳以上の高齢ドライバーによるブレーキとアクセルの踏み間違いの事故の原因現状と県警の対策は対策はどうか。
以上で私の1回目の質問を終わります。当局におかれましては、明快で前向きなご答弁をよろしくお願いいたします。
答弁(第1回目)
–議長
田畑健くんの質問に対する当局の答弁を求めます。知事熊谷俊人君
–熊谷俊人 知事
自民党の田畑健議員のご質問にお答えをいたします。
まず田んぼダムについてのご質問にお答えをいたします。近年の気候変動の影響等により、局地的な豪雨が頻発をしており、甚大な浸水被害が懸念をされていることから、水田が持つ貯水機能を利用し、大雨が降った際に一時的に水を溜め、時間をかけて排水をする田んぼダムの取り組みは大変重要と考えております。
令和6年度の田んぼダムの取り組みは長生地域や印旛沼周辺などの六、七約900ヘクタールで行われており、特に繰り返し浸水被害が発生をしている一宮川流域では、県が昨年度創設をした補助制度も活用しながら積極的に田んぼダムへの取り組みが行われています。
県では田んぼダムの推進に向けて、農業者や地域住民に対し、他県における上流と下流の地域が一体となって取り組む優良事例や、シミュレーションによる被害低減効果等を紹介するとともに、市町村等と連携し、より効果的な推進手法を検討するなど、関係者の理解と協力を得ながら、取り組み面積の拡大に努めてまいります。
次に、産業用地の確保についてのご質問にお答えいたします。
成田空港の拡張や道路ネットワークの整備により、本県の広域的な拠点性が高まる中、この機会を生かして民間投資を呼び込み、世界をリードする産業拠点の形成を図るためには、受け皿となる産業用地の整備を進めることが重要と認識をしております。
県では市町村や民間開発事業者と連携をし、それぞれが持つ強みを生かして産業用地の確保に取り組んでいるところであり、具体的には市町村が行う事業可能性調査や公共インフラ整備に対して補助を行うとともに、農地転用等海苔土地利用調整の課題に対しては一元的に相談に応じる体制を構築をしております。
本年度から公共インフラ整備に対する補助限度額を5億円から8億円に引き上げた他、事業実施に必要な許認可手続きなどに対してのきめ細やかな伴走支援も行い、産業用地整備の取り組みを促進しているところであり、県を挙げて産業用地の確保に努めてまいります。
私からは以上でございます。
他の質問につきましては担当部局長からお答えをいたします。
–議長
都市整備局長 横土俊之君
–横土俊之 都市整備局長
長生の森公園の整備の進捗状況についてのご質問ですが、
長生の森公園は、人間スポーツ環境を公園のテーマとして、自然の地形や豊かな緑を保全しながら、野球場やテニスコート、多目的広場等の整備を進めてまいりました。
現在、野球場の利用拡大や防災拠点としての機能確保中を目指し、照明設備を設置するために、設計業務や工事発注に向けた準備を進めているところです。引き続き、野球場照明設備の整備を鋭意進めるとともに、自然を満喫できる。散策の整備のための用地取得に取り組むなど、公園利用者の利便性の向上に努めてまいります。
以上でございます。
–議長
県土整備部長 四童子隆君
–四童子隆 県土整備部長
一宮川についてのご質問ですが、
一宮川中流域においては、一宮川第2調節池の増設工事が令和5年度末に完了し、水沢川合流点から豊田川合流点までの約7.1km区間における稼働の拡大工事は、令和6年度末に概ね完成したところです。
現在は上流域において河川整備を進めており、一宮川第3調節池の遮水工事や一宮川上流および支線であるサンズ側の護岸設計等を行っています。引き続き、地元の皆様のご理解とご協力をいただきながら事業の推進を図り、一宮川水系全体の浸水被害の軽減に向けて取り組んでまいります。
次に依田川および鶴枝川についてのご質問ですが、
豊田川については本線合流点から、茂原市役所前までの約0.5km区間において、本線の水位の影響を受けるため、堤防を本線堤防と同じ高さにする対策を行っており、現在、右岸約0.1kmおよび左岸約0.4kmで堤防高を確保したところです。
さらに、合流点から約5.5km上流に位置する関戸堰から上流側0.6km区間においても河川改修を行うこととしており、現在用地測量を進めています。鶴枝川については、本線合流点から日本橋までの約1.4km区間において堤防かさ上げの設計を進めてり、今後は地元調整を行い、速やかに工事着手できるよう取り組んでまいります。
次に、赤目川についてのご質問ですが、
県では南白亀川との合流点から梓橋までの7.7km区間において河川整備を行うこととしており、これまでに南白亀川合流点から任意てB橋上流までの約4.9km区間の稼働拡幅とその上流側右岸にあるB調節池が完成しています。
現在B調節池の対岸に位置するA調節池において、貯留した水を池から排水する設備の工事を行っているところです。残る区間についても、引き続き堰の改築等を含めた河川整備を進めるとともに、地元市と協力しながら浸水被害の軽減を図ってまいります。
最後に長生グリーンラインの進捗状況についてのご質問ですが、
長生グリーンラインは、圏央道の整備効果を、外房地域に広く波及させる上で大変重要な道路です。県道茂原大多喜線から広域農道までの22.5km区間について、用地取得率は約8割となっており、残る用地の取得を進めるとともに、県道をまたぐ橋梁の下部工事などを実施しているところです。
引き続き、地元の皆様のご理解とご協力をいただきながら、早期に開通できるよう事業を推進してまいります。
以上でございます。
–議長
農林水産部長高橋輝子君
–高橋輝子 農林水産部長
農村地域への産業導入の促進についてのご質問ですが、農村地域においては、農業振興を総合的に進めるため、優良農地を確保して確保することが必要である一方、農業と他産業との均衡ある発展を図っていくことも重要です。
このため県では、本年7月、農村産業法に基づき、農村地域における産業導入の促進や、就業の拡大を目的とする。千葉県農村地域産業導入基本計画を策定したところです。
同計画に基づき、対象である29市町村が実施計画を策定した場合、計画で位置づけた産業導入地区において、原則として転用ができない第1種農地でも転用が可能となる等の措置が受けられることとなります。
県としては、本制度のメリットや他県の好事例を市町村に周知するなど、農業の振興と農村地域における産業導入との両立が図られるよう取り組んでまいります。
以上でございます。
–議長
教育長杉野可愛君
–杉野可愛 教育長
県立高校のトイレについてのご質問ですが、
県立高校の建物は、その多くが昭和40年代50年代に検査建設され、老朽化しているため、長寿命化計画に基づき、トイレ改修も含めた校舎全体の大規模改修に取り組んでいるところです。
また当面大規模改修が予定されていない学校については、大規模改修に先行して、普通教室棟のトイレの1系統を便器の洋式化、洋式化の他、床のドライ化や配管の更新など全面的に改修しています。学校は生徒が1日の大半を過ごす学習生活の場であり、快適な環境であることが求められることから、引き続き、トイレを含めた施設整備を着実に進めてまいります。
以上でございます。
–議長
保健医療担当部長山口俊宏君
–山口 敏弘 保健医療担当部長
まず、産科医の確保のための取り組みについてのご質問ですが、
国が令和2年の一室を基に算定した偏在指標によれば、本県は都道府県別で第34位と分娩取り扱い医師の医師少数県となっており、産科医の確保は重要な課題です。
このため県では、県内での就業条件に、月15万円または20万円の貸付金をの返還を免除する医師修学資金貸付制度の中に、将来産科医を目指す学生を対象に、月5万円を加算するコースを設け、産科医の養成および確保を図っています。
また、産婦人科の研修医や分娩を取り扱う産婦人科医の処遇改善に取り組む医療機関を対象とした財政支援を行っており、引き続き関係機関と連携しながら、産科医の養成確保に向けて積極的に取り組んでまいります。次に、周産期の医療提供体制の確保についてのご質問ですが、周産期医療については、出産を希望する全ての方が安心して出産できる環境を確保するため、分娩リスクに応じて病院、診療所および助産所がそれぞれの役割を果たしていくことが重要です。
そこで県では、必要に応じてハイリスク分娩に対応できる医療機関へ速やかに搬送できるよう、総合周産期母子医療センターである千葉大学医学部附属病院に24時間365日対応の母体搬送コーディネーターを配置するとともに、県内12ヶ所の周産期母子医療センターの運営費や種新生児集中治療室の整備への財政支援を行っています。
また、地域における産科機能維持のため、分娩数が減少した施設や産科施設が特に少ない地域に所在する施設に対し、対して、国の補助事業を活用した財政支援を行っているところであり、今後とも全県的な周産期医療体制の充実に努めてまいります。
以上でございます。
–議長
総合企画部長三上晃君
–三神彰 総合企画部長
茂原市以南の県南部地域における地域公共交通への県の支援に関するご質問ですが、
地域公共交通は、通勤や通学、通院など地域の生活に欠かせない重要な役割を果たしていますが、近年、利用者の減少や運転手不足などにより厳しい環境に置かれており、その維持確保に向けた取り組みが重要です。
このため県では、広域的な赤字バス路線に対する補助に加え、今年度から路線バスの再編やデマンド交通といった新たな交通モードへの転換などに取り組む市町村等に対し、相談支援を開始するとともに調査実証事業への助成を拡大したところです。
茂原市以南の県南部地域においては現在デマンドタクシーの実証運行に向けた相談支援や、路線バスの再編に伴う車両購入費用への助成などを行っておりこうした取り組みにより、将来にわたり持続可能な地域公共交通の実現を図ってまいります。
以上でございます。
–議長
警察本部長 青山彩子君
私からは、高齢ドライバーによるブレーキとアクセルの踏み間違い事故の現状と県警の対策についてお答えいたします。
令和6年中の75歳以上の高齢運転者によるブレーキとアクセルの踏み間違い事故が40件発生しており、年齢層別に踏み間違い事故の発生割合を見ると、75歳以上は75歳未満に比べて約2.5倍高いことに加え、過去5年間の踏み間違いによる死亡重傷事故の約半数が高齢運転者であることからも、その対策は重要であると考えております。
県警では、加齢に伴う身体機能の低下を実感させるための参加体験実践型の交通安全教育や天候や体調に応じた適切な行動をとる、晴れ晴れ運転サポカーの普及促進に向けた取り組み等を推進している他、認知機能検査や高齢者講習、運転技能検査等の適正な実施と、個々の身体機能に応じた安全指導等を行うことで、踏み間違い事故を含めた高齢運転者による交通事故防止を図っております。
以上でございます。
–議長
田畑毅君
質問・要望(第2回目)田畑毅 議員
–田畑毅 議員
知事並びに各部長、また教育長、警察本部長、ご答弁ありがとうございました。
それでは再質問と要望をさせていただきます。
まず初めに、県立長生の森公園について要望します。
野球場の照明設備について進めていただいているということはわかりました。引き続きよろしくお願いします。
一方で、茂原市周辺には、小中学生が安心してサッカーを楽しめる。島のグラウンドが少なく、今後の部活動の地域移行のためにも、長生の森公園の多目的広場において、サッカーの試合や練習ができるよう、芝の管理や施設の充実について要望します。
次に、河川整備について要望します。
一宮川の茂原市内における工事は順調に進んでおり、今後は上流に向けて取り組んでいくことが確認できました。
一方、流域全体に目を向けると、県が取り組む河川整備と、地元市町村が行う排水対策や田んぼダムの協力による流域対策を組み合わせた流域治水に取り組んでいただいていると聞いています。
様々な浸水対策の中でも、県が行う河川整備は大変重要であると考えます。河川整備が残っているかについて、速やかに整備を進めていただきますよう要望いたします。
また亀川の河川整備については、下流から着実に進められていることがわかりました。
一方で、JR本納駅周辺の浸水被害を軽減させるためには、上流に向かって確実に整備を進捗させることが重要と考えます。関谷橋梁などの構造物が多くあると聞いておりますが、残るかについても1日でも早い完成を要望します。
次に、田んぼダムについて要望します。
田んぼダムの成果は実際に大雨が降ってみないとわからないところがあり、実際に大雨が降ったとしても、田んぼダムの取り組みの成果を検証するのは、難しいところでありますが、国の田んぼダムの手引きの中に、取り組みを継続することで効果発揮し続けることができるため、市町村等の行政機関を中心として、継続的な支援の実施や様々な関係者が協働して行う。
地域全体の取り組みとして実施することが重要となりますので、これからも県の継続的な取り組み支援を要望いたします。次に、産業用地確保について要望します。本年4月に、農村産業法に基づき基づき、農村地域への産業導入の促進や就業の拡大を目的とする。
千葉県農村地域産業導入基本計画が制定したということですが、少子高齢化、人口減少が進んでいる農村地域では、雇用の創出が喫緊の課題となっており、この計画が広く知られ、このような地域の産業用地確保に大いに役立つこととなるように、引き続き支援していただくことを要望いたします。
次に、長生グリーンラインについては、再質問させていただきます。
県道茂原大多喜線から広域農道までの区間では、用地取得率が約8割に達し、工事についても、橋梁工事に着手するなど、政治整備が進められることがわかりました。
一方で、長生グリーンラインは、令和5年度に広域農道から一宮町までの2期区間が新たに事業化されました。これまでに測量や道路設計などが実施され、本年9月には地元説明会が開催されると聞いています。大林を初め、外房地域全体の活性化のため、2期区間の早期整備も大変重要と考えます。
そこで伺います。
長生グリーンラインの広域農道から一宮町までの区間の進捗状況はどうか。
次に、県立高校のトイレの整備について再質問させていただきます。
トイレの洋式化と並行して、大規模改修が紫の学校については、大規模改修に先行して普通教室棟のトイレを改修しているとのことですが、私の地元調整地域の高校の状況が気になるところです。
そこで伺います。
長生地域における高校のトイレ先行改修はどのように進めていくのか。
次に、保健医療政策について要望させていただきます。
県が周産期における医療提供体制を充実させるために、様々な取り組みをしていることということはわかりました。
安心して出産や子育てができる環境を整えることは、本県での出産を考えている方への後押しになると考えております。出産は何が起こるかわかりません。どこで何があっても適切な病院に運ぶことができるよう、全県的な運搬調整を行うネットワークが構築されていることが大変重要であると考えます。
この体制が継続して維持できるよう、しっかりとした支援をいただくよう要望します。
移動困難者対策について要望します。
県南部においても、交通モードの転換に向けた実証運行など持続可能な地域公共交通の実現に向けた取り組みが着実に進められていると理解しました。
一方で、新たな交通サービスを導入すれば、ランニングコストがかかり続けます。その一部には、国の支援を活用できるとはいえ、財政が厳しい市町村にとっては、その負担は小さくありません。県においては、このような観点も踏まえながら、持続可能な公共交通を実現していくよう要望いたします。
最後に、交通安全対策について要望します。
高齢運転者の事故を減らしていくためには、ご本人に身体機能の低下を自覚してもらうことが大変重要だと考えます。
検査や講習を受けたことだけで、慢心せず、しっかりと衰えを自覚してもらえるよう、個々の身体機能に応じた的確な助言や指導、自主返納の案内などの取り組みを推進していただくよう、重ねてお願いします。
また、自動車の運転中だけでなく、自転車や歩きで開始されている。
高齢者自身が事故に遭わないよう、あまり外に出る機会がない。高齢者の方にもしっかりと情報が届くような効果的な広報啓発や、安全運転教育にも取り組んでいただくよう要望いたします。
以上、要望と再質問となります。
再質問へのご答弁よろしくお願いいたします。
答弁(第2回目)
–議長
県土整備部長 四童子隆君
–四童子隆 県土整備部長
はい。長生グリーンラインに関するご質問ですが、広域農道から一宮町までの区間につきましては、現在道路や橋梁の設計を進めるとともに、道路計画の説明と境界立会を実施するため、地元説明会を開催したところであり、今月から順次全区間を対象に境界立会に着手する予定です。
引き続き、地元の皆様のご理解とご協力をいただきながら事業を推進してまいります。以上でございます。
–議長
教育長杉野可愛君
–杉野可愛 教育長
トイレ先行改修に関するご質問ですが、
長生地域にある長生高校、茂原高校茂原翔洋高校および一宮商業高校については、いずれも今年度設計を行い、来年度に改修工事を行う予定です。
以上でございます。
–議長
田畑毅君
要望(第3回目)田畑毅 議員
–田畑毅 議員
ご答弁ありがとうございました。
最後に要望させていただきます。
まず、長生グリーンラインについてです。
長生グリーンラインの整備は、茂原市はもとより、外房地域の発展に必要不可欠な道路です。
まずは広域農道までの区間の早期開通に向けて着実に整備を進めていただくとともに、2期区間についても、早期の用地取得に向けて一層の事業推進に取り組んでいただくよう要望いたします。
最後に、県立高校のトイレの整備についてです。
学校は生徒が1日の大半を過ごす学習生活の場であることから、トイレを含めた施設整備の充実は重要です。
選べる選ばれる県立高校とするためにも、引き続き、トイレの環境改善に取り組んでいただくよう要望して、私の一般質問を終わらせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。