【千葉県】令和5年度9月補正予算案(追加提案分)について

令和5年度9月補正予算案(追加提案分)が示されました。

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令和5年台風第13号の接近に伴う大雨による被害を受けて、被災者への生活再建等に係る貸付金や利子補給、河川の応急対策など、緊急的に実施する必要がある事業について補正予算を編成し、9月議会の閉会日に追加提案します。
なお、復旧等に係るその他の経費については、今後、被害の詳細を確認した上で、更なる補正予算の計上を検討してまいります。

一般会計の予算規模

補正予算規模
現計予算額 2兆2,261億24百万円
補正額 9億円
2兆2,270億24百万円

[歳入内訳]

  • 県債  5億50百万円(1,458億34百万円→1,463億84百万円)
  • 繰入金 3億50百万円( 851億25百万円→ 854億75百万円)
    (災害復興・地域再生基金)

補正予算の内容

(1)被災者等への支援

  • 災害援護資金貸付金(危機管理政策課)  30,000 千円(債務負担行為の設定)

住家の浸水などにより、家財等が大きな損害を受けた被災者に対し、生活を立て直すための 資金の貸付けを行います。また、被災者の経済的負担を軽減するため、無利子となるよう利子 相当分を県が全額助成します。
・災害援護資金の貸付け 30,000千円 ・利子補給額 融資額 30,000千円以内について、年利3.0%以内の利子相当額

  • 災害復興住宅資金利子補給事業(住宅課) (債務負担行為の設定)

被災した住宅の補修等に係る被災者の経済的負担を軽減するため、被災者が資金を金融機関 から借り入れる場合に、市町村と共同して利子の一部を助成します。
・利子補給額 市町村が利子補給した金額の2分の1を市町村に助成(上限1%)

  • セーフティネット資金利子補給事業(経営支援課) (債務負担行為の設定)

住家の浸水などにより、家財等が大きな損害を受けた被災者に対し、生活を立て直すための 資金の貸付けを行います。また、被災者の経済的負担を軽減するため、無利子となるよう利子 相当分を県が全額助成します。
・利子補給額 融資額 10億円以内について、年利1.0%以内の利子相当額

(2)河川の応急対策等

  • 河川災害対策特別緊急事業(河川整備課、河川環境課) 870,000 千円)(既定予算とあわせ 950,000 千円)

台風第13号の接近に伴う大雨により、河川の越水が発生したことから、今後の災害に備え 応急対策を実施します。また、浸水被害が発生した地域において、河川の状況をよりきめ細かく 監視し、増水の切迫性を適切に伝えるため、河川監視カメラや危機管理型水位計を増設します。
[事業内容]
1 応急治水対策等 740,000 千円
・大型土のう等設置(一宮川水系、小中川) 215,000 千円
・堆積土砂撤去等(鹿島川、養老川、栗山川) 225,000 千円
・浸水被害に係る詳細調査 300,000 千円 ・越水した河川の浸水状況調査 200,000 千円
・浸水対策検討調査(袋倉川) 100,000 千円 2 河川監視カメラや危機管理型水位計の増設 130,000 千円(既定予算とあわせ 210,000 千円)
・河川監視カメラ 28 基(一宮川水系 14 基ほか 14 河川)
・危機管理型水位計 8 基(一宮川、養老川ほか 6 河川)

(3)今後について 今後、
被害の詳細を確認した上で、道路、河川、農業用施設、鉄道等の復旧や、災害救助法に 基づく住宅の応急修理等に係る経費負担などについて、更なる補正予算の計上を検討して まいります。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)