【速報】本日の千葉県議会 ー 田沼隆志議員(無所属)の一般質問 2023年9月26日午後2

本日の県議会をいち早くお伝えいたします。

教育や子育てなど、小学生にも関わる内容が、議会では話し合われています。ぜひ、小学生の皆さんにもご興味をお持ちいただければ嬉しいです。

 

本日(2023/09/26)午後二人目の一般質問は、無所属田沼隆志議員でした。

 

1 議会質問・答弁の書き起こし全文

【午後二人目】一般質問 田沼隆志議員(無所属)

四街道市選出の田沼隆志です。2期目に送っていただきまして初めての質問です。今年も私の両親はじめ、中尾幹事長が多くの後援会の皆様に傍聴にお越しいただき、ありがとうございます。4月の選挙で四街道新時代を掲げた私としましては、県に四街道の声を届けるために、そしてまた保守政治家として、懸念を正すために、10問、質問させていただきます。ご答弁どうぞよろしくお願いいたします。

初めに、1. 金属スクラップヤード等の適正化条例についてお尋ねします。私の地元四街道市は自動車ヤードと、金属スクラップヤードが多数あり、ヤードのメッカと言われたりもしています。

地域住民とのトラブルもあることから、私も令和4年の2月の予算委員会以来、繰り返し条例の早期制定を求めてきました。ですので、この度ようやく本条例案が提案されたのは、大変嬉しく、期待しています。今後は実効性の担保が大切です。

ヤード事業者の中には、行政指導や近隣住民からの問い合わせに対し、私は何もわからない。私では判断できないと言ってですね、適切に対応しない者もいるとのことです。私も実際ある現場を視察したときにですね、同行者や私に対してですね、責任者がいない。

協議できない。中を見るなら帰れ。ということでですね、大変威圧的に言われたこともありました。そこでお尋ねします。事業概要等を確認するため、ヤードに行っても、責任者がいないからと拒まれることがありますが、条例ではどう対応するのでしょうか?

次に、県道の整備についてお尋ねします。

まず県道浜野四街道長沼線通称吉岡バイパスについてです。これは私昨年の一般質問でも取り上げた事業なんですけども、事業着手から36年経過してます早期整備を求めています。ネックはですね、墓地なんです、共同墓地。

相続に不明墓地が計画上にありまして、用地の取得が進まない年月が36年経ってしまってます。この所有者不明土地による土地利用障害は、この四街道に限らず、おそらく皆さんの地域も、全国的な問題です。その解消に向けて、先日、国の方で民法も改正されるなど、国でも課題解決に向けた動きがあります。

用地の取得に時間を要することは理解しますけどもこのバイパスが完成することによって、道路周辺の企業進出に伴う地域の活性化や、円滑な交通確保を図られるようになるため、四街道市の期待も高い。早期の完成が望まれています。

そこでお尋ねします。県道浜野四街道長沼線バイパスの進捗状況はどうか。

次に県道佐倉停車場千代田線、136号線ですけども。一番北側のですね四街道市の亀崎地区というところがございまして、そこについて伺います。まずここの歩道整備事業の進捗についてです。

これも昨年お尋ねしました。歩道整備に向けた用地取得は昨年は4割進んでますということでありました。この道は依然としてですね交通量が1日約1万2000台と多くて、大型車の割合も多くてですね、歩道がない。路肩も狭い、大人でも大変危ない道ですね。四街道の方はわかると思うんですけども、過去には歩行者が乗用車にはねられて亡くなるという痛ましい事故もありました。

しかも、この道はなんと四街道市立南小学校の通学に指定されています。小学生を子供に持つ保護者の中には、こんな危険な道を歩かせられないと毎日車で送迎している方もいます毎日ですよ。毎日送ってる方もいる。通学路の安全対策という意味でも早く整備を進めてほしい。

一昨年の夏に立場で起きた、あのような悲しい事故は起こしてはなりません。そこでお尋ねします。県道佐倉停車場千代田線四街道市亀田地区における歩道整備の状況はどうか。またこの歩道整備事業が完了するまでの間、ただ待つだけではなくて、暫定的な対策が必要と考えます。

危険な区域の通学路は、ですね、表の県道じゃなくて、裏の集落の中を通る道に変更するなど応急処置ですよ、応急処置ですけどそれでも安全性が向上するなら、そういった対策が必要じゃないでしょうか?そもそも、このさっきも言いました、この通学路を利用するお子さんは現在1人しかいなくて、しかもさっき言ったようにこの道使ってません。

通学路。裏道通って、だから、この実態を踏まえると、県教育委員会は市教育委員会を指導して、通学路の変更に取り組むべきではないでしょうか?そこでお尋ねします。県教育委員会は、市町村教育委員会が検討した通学路の安全対策について不備がある場合については指導すべきと考えるが、どうでしょうかお答えください。

次に、3. 地下水採取規制についてです。県では地盤沈下を防止するため、環境保全条例により、地下水の採取を規定しています地下水以外に水源を確保できない場合のみに例外的に地下水の採取を認めます。それらのいわゆる暫定井戸は、四街道市を含む印旛地域9市町ですね。

52本稼動します。皆さんもご存じの方もいると思いますが、これらの井戸はですね、新たな代替水源が確保された場合には、転換することが条例で求められます。しかしこれがもめてます。皆様お手元の資料配布いたしました。こちらのですね、資料配布しましたけども、本年の2月に、印旛地域9市町の首長が県にこの暫定井戸の継続利用と、千葉県環境保全条例の見直しに関する要望書これですね、を提出してます。

名前の通りで、環境保全条例を抜本的に見直してくれと。いうのと、今使ってるし、地下水です暫定移動を継続利用できるように求めてるものですね過去にも提出されてます。これに対する県の態度は頑なで、地盤沈下は一度生じると回復困難だからということで、ずっと受け入れずに、来たんですね。

しかしどうでしょうか?地盤沈下が起きてしまうことは困るというのも重々承知にある。この当事者の市町の首長さんたちがですね、この要望を複数出してる。この重みを考えると、それからですね、地下水採取規制が始まってからも約50年経つんです。

50年ですよ。で、だんだん地盤沈下も低下しつつあるんです。あんまり進化しなくなってきてる。ことを考えると、この県の頑な対応には疑問があります。そこでお尋ねします。印旛地域における暫定井戸の継続利用について県の見解はどうか。

次に、4. 成田空港拡張に伴う地域振興についてお尋ねします。成田空港年間発着回数ですね今現状の30万回から50万回まで拡大することができるという更なる機能強化ですね。令和10年を目指して進められてます。これ大変すごいことだと思いまして、この効果を千葉県全体に発展、繋げていくことが大事です。

空港内で働く従業員の方だけでも3万人、さらに増えると、今4万人ぐらい。3万人さらに増えるということで、わが四街道含めた東関道とかですね、総武本線成田に繋がる道では、都心へのあるいは空港へのアクセスの良さから考えて、3万人増える働き方への居住の場として、さらには空港活用した新たな産業の受け皿としても大いに可能性があるんではないかと私は考えそこでお尋ねします。

成田空港の更なる機能強化を見据えた人材の確保や、新たな事業の創出について東関道総務本線沿線地域も含めた幅広い市町村を対象に取り組んで、地域振興に繋げるべきと考えるかどうか。お答えください。5、多様性尊重条例についてです。

この骨子案が示されました。私は熊谷知事は大変信頼尊敬して応援してますけども、この条例は、個人的にはですね、国のLGBT法こないだ整理したと同様、あんまり必要がないんじゃないかと。感じています。知事の選挙のときにですね、県政ビジョンに条例書かれてましたから、やらざるを得ないというのもあるんでしょうけども。

内容を見ると、はっきり理念法ですね。で、実効性が薄い。それから解釈に疑義を生じることが多い。そう思いませんか皆さん、条例はもう基本理念のところにですね、②男女のいずれもが性別を利用とする不利益を受けることなく、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画し、ともに活躍している社会とあります。これは当然賛成です。

けどもですね、この言葉を見てまず心配になるのは、この理念によって、男子校女子校のようなですね、別学県内にもあります。別学が否定されるんじゃないかという心配がまずしました。多様性を尊重、男女共学かなというふうに、浅い理解でそういう方向に行ってしまったら、大変な気がするんですね。

男女共学私も共学ですが東高校で共学にもメリットもありますデメリットもある。別学にもメリットもあるけどデメリットもある。それは性別を理由とする不利益とは別の議論でそれぞれの良さと悪さがある。だから、共学と別枠は両方存在することがこそが多様性であって、せんはから先ほど言ったようなんですね。

多様性尊重ちょっと共学かなってならないで欲しいんです。それは生徒が自分で考えて、希望すれば選択すればいいだけです。さらに性的指向および性自認、こういう言葉はありますね。その点で、マイノリティである生徒への配慮が必要という声もあるかもしれませんけどそれは生徒一人一人の問題。

ですね。だからやっぱり別学を否定する必要はありません。そこでお尋ねします。本条例が施行されても、男子校女子校などの男女別学が否定されるものではないと考えるがどうでしょうかお答えください。関連してですね、もっと懸念するのが家族のあり方です。

主観的な表現ですけども、昔は結婚するのが当たり前と言われますね。でも近年は結婚せずに独身でいる人や、結婚後、離婚お別れする方、あるいは結婚という形をとらずに家族を持つ人など様々ですね。それで結構です。家族の姿もいろいろ変化して人生も多様化していると言われます。

家族のあり方、自由です。人それぞれライフスタイルがあります。しかし一方で、持続可能な千葉県作りを進めていくためには、人口減少に歯止めをかけなければなりません。この条例の制定で、多様な家庭のあり方多様な価値観が強調され過ぎると、既に進行している非婚化や晩婚化、あるいは少子化に一層拍車がかからないかを

私は懸念します。そこでお尋ねします。本条例が制定されることで、非婚化や晩婚化少子化を加速化する懸念があると思うが、県の見解はどうかお答えください。6. 洋上風力発電について、これは先日、私四街道も含む地元であられた現職の国会議員の方が逮捕されてしまいましたけども、それで国民の洋上風力発電に対する姿勢は大変厳しいものになっていると感じます。

しかしですね、私は、洋上風力発電は、この必要性自体は変わらないと思ってます。再生可能エネルギーの切り札として、本県でもこの導入をぶれずに計画通り推進すべきと考えます。そこでお尋ねします。今回の事件を受けて、洋上風力発電を進めていく方針に変更はないかお答えください。7、マイナンバーについて、初めに運転免許証のオンライン更新時講習についてお伺いします。

免許の更新時の講習をですね、オンラインで受けられるこの取り組みご存知でしょうか皆さん。これは本人確認のときにはマイナンバーカードを使ってます。今優良運転者を対象としてですね、全体の6割ぐらいですかね。令和4年の2月から本県を含む4都道府県でモデル事業が試行運用されていて大変好評と聞いてます。

来月2日からは一般運転者つまり全部ですね、一般運転者も利用できるようになるということですね。そこでお尋ねします。運転免許証のオンライン更新時講習の活用状況はどうか。もう一つマイナ保険証についてです。マイナ保険証については、他人の医療情報が紐づいている医療機関の窓口で資格確認ができないとのトラブルが相次いでおり、国民の間には不安の声や、現行の健康保険証の存続を求める声すら出てます。どっかの政党の方もやってたと思いますけども。

しかしやっぱり私はここで触れてはならないと思います。私も昔システムコンサルタントだったので、思いますけども、システムの構築でですね、初めから100点満点は不可能です。課題はもう出る。でもそしたら発見してそれを修正して進化させるというのが、システム構築の常識なんですよ。

だからここはねぶれずにやり抜くべきです。マイナ保険証で国民県民が受けるメリットも大変ある。だから、政府にはこの早期の一体化という基本路線をぶれずに、貫いてほしいし、県はそれをもっと周知すべきだと思います。

そこでお尋ねします。県としてマイナ保険証のメリットや利便性をもっと積極的に周知すべきと考えるかどうかお答えください。8. 難聴者への支援について、千葉県高齢者保健福祉計画によると、本県の認知症高齢者は、令和2年に約30万人、20年後、令和22年には約46万人に1.5倍増加すると言われてます。高齢になると耳が聞こえづらくなる。耳聞こえないと認知症のリスクが高まるんですね。そこで有効なのが補聴器です。つけてる方も多いと思います。けど高い。補聴器高い1台平均15万円、高いのは60万円とかするわけです。高すぎる対策が必要じゃないかと。

で、私の地元の四街道でもこの補助制度を検討し始めてます。県内では既に4市がですね、65歳以上の難聴者を対象に、補聴器購入に関わる補助制度を導入しているということです。あとはわが四街道はですね、市役所の窓口で軟骨です。この耳のこの柔らかいところ軟骨伝導イヤホンというのをこの窓口でつけれるいうのを、県内で初めて導入しまして、難聴者への支援にも取り組んでます。

こういった状況から、そろそろ県は補聴器購入に係る補助を、補助制度を創設すべきと考えます。そこでお尋ねします。認知症対策の観点から、難聴者を対象に補聴器の助成制度を設けるべきと考えるかどうかお答えください。

9. 忠霊塔について。私の政治の原点は、英霊に答えるということです。鹿児島県の知覧に行きました。30歳のときです。そこで、特攻隊の実物文書を見ました。それに大変感激しました。家族のために、命をかけて、僕は頑張りますという多くの若者の遺書に、私は涙を禁じらん。

ですから私の政治の原点は、そういった英霊の皆さんに恥ずかしくない。日本何としても作らればという思いです。ですので、毎年8月15日の終戦の日には、靖国神社および千葉縣護國神社に必ず参拝してきました。今年も行ってまいりました。

かつてのかつてってのは今ちょっと移転しちゃったんですが、かつての千葉県護国神社は、千葉市中央区の弁天にあったんですけどもね、そこの隣にあったのが千葉県忠霊道です。お手元に配付の資料の裏面この2枚目のこれですね。

これが今、今もあるこの忠霊塔ですね。ご覧の通り堂々の20mです。20mのドーンという忠霊塔があってですね、敷地面積も広い。今年70年目を迎えます。毎年終戦の日には、知事や遺族の方などによる拝礼が行われており、私は森田知事の頃からご一緒して祈りを捧げてきました。熊谷知事にもいつもよくしていただいて、本当にありがとうございます。

この忠霊塔ですけども、耐震性能の不足などで移転を検討しています。今の今の今の千葉縣護國神社のある千葉県の千葉市の桜木霊園の中に、この新しい忠霊塔を作るそれがこの、こっちの上の図ですね。この建設予定地である桜木霊園の中ですね、わかる?俺ん家の近く?、はい、はい、わかりました。

ここに移転すると移転はいいんですが、規模が小さい。これはですね、新しい忠霊塔は、この赤の、これって20×20、つまり400平方メートル。今1500です。400っていうのは4分の1、しかも原っぱを入れるともうめちゃめちゃ小さくなっちゃいます。

高さも今20mです。今度8m、表面にその仕様書もあるんで、お配りの資料の表面が仕様書になってます。だからよ、今1500平米以上で20mが400平米で8m以下っていうことで、とっても小さくなっちゃう。

しかも、今の忠霊塔の周りには石碑とか、戦争終わって帰ってきた戦友の皆さんたちが建てた慰霊碑があります。たくさんある。行かれた方ご存知と思います。これは、移設対象に入ってない。それは失礼じゃないかと私は思う。

だからお尋ねします。新しい忠霊塔について、移転により、塔の規模を縮小すると聞いているが、そうすべきじゃないんじゃないでしょうか?また、塔の隣にある石碑や周りの慰霊碑等も一緒に移転すべきと考えるがどうでしょうかお答えください。

最後に教育問題、特にスクールカウンセラーの増員についてです。近年不登校となっている児童生徒が顕著に増加して、ましてスクールカウンセラーの増員を求める声がわが四街道市はじめ各地から上がってます。相談件数も毎年増加しているんですね。

それを増えちゃってるで、カウンセリングの予約ができない調整しにくくなっていると聞いてます。そこでお尋ねします。スクールカウンセラーの増員と相談体制の充実を図るべきと思うがどうか。以上で1問目を終わります。

田沼隆志君の質問に対する当局の答弁を求めます。

知事、熊谷俊人君。

田沼隆志議員のご質問にお答えをいたします。まず千葉県金属スクラップヤード等適正化条例についてお答えをいたします。現場責任者についてのご質問ですが条例案では金属スクラップヤード等の事業者に対し事業の概要などについて説明する現場責任者を事業場に置くことを義務づけております。

この義務を実効性のあるものにするため県では既存の事業者も含め今後許可を受けようとする者に対し許可申請前から現場責任者の設置義務があることなどを説明してまいります。さらに許可後においても、現場責任者が住民からの問い合わせなどにも適切に対応するよう、立ち入り検査などを通じて厳正に指導してまいります。

次に、成田空港の更なる機能強化を見据えた地域振興の取り組みに関するご質問について、お答えをいたします。現在市町村や経済団体、民間企業等と構成をしている成田空港活用協議会において、空港を活用した本県経済の活性化に取り組んでいるところです。

同協議会は成田空港の更なる機能強化を踏まえ、今年度から活動期間を10年延長したところであり、高校生を対象とした体験型航空教室など空港を支える人材の確保のための取り組みに加え、空港関連企業との商談会など、新たなビジネスの創出支援の取り組みなどを行っております。

また印旛地域振興事務所では、管内の各市町の副市長等と空港の機能強化の効果をまち作りに取り組むための検討を始めたところであり、今後地域の発展に繋がるよう取り組んでまいります。私からは以上でございます。他の質問につきましては担当部局長からお答えをいたします。

県土整備部長、池口正晃君。

私からはまず、県道浜野四街道長沼線バイパスの進捗状況についてのご質問にお答えします。県道浜野四街道の長沼線の現道は、狭隘で屈曲した区間があることから、安全で円滑な交通を確保するため、矢藤交差点から国道51号までの1.6km区間について、バイパスを整備しています。

これまでに用地取得率は約8割となっていますが、残る用地に権利者多数の共同墓地があるため、四街道市と連携しながら、地元関係者と移設に向けて協議を行っているところです。

次に県道佐倉停車場千代田線の歩道整備についてのご質問ですが、県道佐倉停車場塩田線、四街道市亀崎地先は交通量が多く、歩道がないことから、歩行者の安全を確保するため、南小学校側の390m区間で歩道整備を実施しております。

これまでに約5割の用地を取得し、今年度から一部区間の工事に着手することとしています。引き続き、地元の皆様のご理解とご協力をいただきながら、残る用地の取得を進め、事業の推進に努めてまいります。以上でございます。

教育長、冨塚昌子君。

初めに通学路の安全対策についてのご質問ですが、通学路の安全確保のためには市町村が定める通学路交通安全プログラムに基づき、市町村教育委員会と学校保護者警察、道路管理者などが合同点検を実施するとともに、対策を検討し、改善していくことが重要であると考えています。

県教育委員会では、市町村教育委員会から小学校の通学路の緊急一斉点検の対策内容や進捗状況について報告を受け、必要に応じて状況を聞き取り、指導助言を行っているところです。今後も市町村教育委員会との連携を一層強化し、通学路の安全確保に向けて、実効性のある取り組みが推進されるよう努めてまいります。

次にスクールカウンセラーの増員等に関するご質問ですが、近年、児童生徒の抱える課題が複雑化、深刻化する中で、スクールカウンセラーは、心理の専門家として、児童生徒の相談に応じることはもとより、保護者や教職員へ助言を行うなど、その役割は大変重要だと認識しております。

県教育委員会ではこれまで、計画的にスクールカウンセラーを増員しており、現在全ての公立小中学校と県立高等学校121校のうち105校に配置を完了したところです。今後は高等学校の全校配置と小学校の配置日数を月1回から月2回程度に増やすことを目指しており、必要な財政措置について国に対し要望するなど、教育相談体制の更なる充実に取り組んでまいります。

以上でございます。

環境生活部長、井上容子君。

印旛地域における暫定医療の継続利用についてのご質問にお答えいたします。県内の地盤沈下は、千葉県環境保全条例等による地下水採取規制の効果により沈静化の傾向にありますが、依然として広範囲で継続している状況にあります。

印旛地域においては、平成29年から令和3年までの5年間で累計8cm以上の沈下が27.4平方kmの範囲で確認されています。地盤沈下は、一度生じるとその回復は困難であることから、未然に防止するためにも、現状の地下水採取規制を継続することが必要と考えており、代替水源が確保された場合には、速やかに地下水以外の水源に転換する必要があります。

今後、地盤沈下の問題と、地下水採取規制の意義について、各市町にさらにご理解いただけるよう努めてまいります。以上でございます。

総合企画部長、冨沢昇君。

多様性に関する条例についてお答えいたします。まず、男女別学についてのご質問ですが、本条例は、多様性が社会の活力や創造性の向上に繋がるとの認識のもと、条例の理念を広く県民と共有していくことで、多様性が尊重され、誰もが活躍できる社会作りを目指そうとするものであり、男子校や女子校、あるいは共学などの学校の種別について肯定や否定をしようとするものではございません。

今後も、条例制定の趣旨や目的、理念等について、県民の皆様にご理解を深めていただけるよう取り組んでまいります。

次に、条例制定により、少子化等が加速化しないかとのご質問ですが、非婚化や晩婚化、少子化は、経済的要因や働き方、ライフスタイルの変化など様々な要因により進行しているものと認識しており、県では、県民の皆様の結婚や子育ての希望がかなえられるよう、安心して子供を産み育てることができる環境作りに取り組んでいるところです。

県としてはこの条例のもと、一人一人が様々な違いがある個人として尊重され、誰もがその人らしく活躍することができる。社会作りを進めたいと考えており、少子化等を助長しようとするものではございません。以上でございます。

商工労働部長、野村宗作君。

洋上風力発電に係る県の方針に関するご質問でございますけれども、洋上風力発電の導入は、カーボンニュートラルの実現はもとより、関連産業への参入などによる産業振興や風車を活用した観光振興など、地域経済の活性化にも繋がることから、県としては、地元関係者の理解を得ながら、適切に進めてまいります。

以上でございます。

警察本部長、宮沢忠孝君。

私からは、運転免許証のオンライン講習に関する、オンライン更新時講習に関するご質問にお答えいたします。当県におけるオンライン講習受講者は、開始当初から令和5年8月末で約9万4000人となり、優良運転者講習受講者のうち12.2%に相当します。

受講者からは、好きな時間に受講できてよかった。次回も利用したいの他、子供がいることから、自宅で講習を受けることができてよかった。等といった好意的な意見をいただいております。一方、操作方法がわかりづらい等の意見もあり、これらの課題点については、今後、令和6年度末の全国展開に向け、警察庁において、改善が図られるものと承知しております。

県警としては、引き続き、本モデル事業が円滑に実施され、より一層活用されるよう努めてまいります。以上でございます。

健康福祉部長、高梨みちえ君。

私からはまず、マイナンバーについてお答えいたします。マイナ保険証のメリットの周知についてのご質問ですが、マイナンバーカードと健康保険証の一体化により、患者本人にとっては、自身の健康や医療に関するデータに基づいたより適切な医療を受けることが可能になることや、転職や転居による保険証の切り替えや更新が不要となるなどのメリットがあります。

また、医療機関や薬局にとっては、より正確な情報に基づく医療を提供できるようになる他、患者の直近の視覚情報等が確認できるようになることで、期限切れの保険証による受診で発生する過誤請求に係る事務処理負担が減少するなどのメリットがあります。

県としては、県民に利用を働きかけるため、市町村とも連携し、引き続き普及啓発に努めてまいります。

次に、難聴者を対象とした補聴器の助成制度についてお答えいたします。厚生労働省の新オレンジプランによると、難聴については糖尿病や高血圧、喫煙などと同様に、認知症の危険因子の一つであるとされています。

また、聴覚障害を有するため、身体障害者手帳を所持している方は年齢に関わらず、障害者総合支援法に基づく国からの支援の対象となっており、現状では高齢者を対象とした支援制度を導入している都道府県や市町村は一部にとどまっています。

県としては、引き続き国や他団体の動向を注視するとともに、補聴器助成の情報収集に努めてまいります。最後に、千葉県忠霊塔の移転についてお答えいたします。千葉県忠霊塔は、日清戦争以降の県内の戦没者を追悼し、恒久平和を祈念して、昭和29年に千葉県が購入した慰霊塔ですが、令和2年度の耐震診断の結果、耐震性に問題があったことから移転することとしています。

戦争を後世に伝えていくためにも、千葉県忠霊塔は大きな意味を有していることから、県では、有識者や遺族会をメンバーとした検討会議を設置し、衣装や全国戦没者追悼式に合わせ実施している入れ式への対応を含め、恒久平和を祈念する慰霊塔として、ふさわしいものとなるよう、再整備計画の検討を行っています。

また、忠霊塔の隣地に設置されている石碑等については、現在地での維持保全について検討を行ってまいります。以上でございます。

田沼隆志君。

はい。ご答弁ありがとうございました。以下、順次要望、再質問いたします。初めに、1. 金属スクラップヤード等適正化条例についてですけども、話した通り厳正な指導を行うためには、マンパワーが必要と思います。

ですので運用にあたってですね、条例の必要な組織強化を行うことを要望したいと思います。あとですね、今回金属ですけども、自動車ヤードの対策も、我四街道を含めいろんな地域で、問題もまだあると思います。ですので自動車ヤードの方でも現場責任者の設置義務など同じような規制の強化を要望したいと思います。

次に、2. の県道整備の吉岡バイパスの方ですけども、ご説明の通り共有地の墓地の取得民法改正という話もあるわけですし、あとそれから四街道市など地元と丁寧に交渉していただきたいと思います。ちょっと丁寧じゃなかったという声もあったりするのでですね、ぜひ丁寧に積極的に日参するような思いでですね、1日も早く用地取得を進めていただきたいと要望します。

さらに136号線の亀崎地区の歩道整備ですけども、去年は4割だった用地取得が5割になったということで、かつ今年5年度から歩道工事着手ということですね。前進されていることに感謝をいたします。引き続き早期整備に努めていただきますよう、お願いしたいと思います。この事業中の区間よりももうちょっと佐倉市側の羽鳥の方まで行くとこの区間はですね、ここも歩道がない。

もっと危ないんですね。ですので、今の事業期間が終わったらその先まで整備していただけるようにこれも要望します。あとその辺の地域はですね田園地帯なんですけども、この間の台風13号のときもそうだったんですが、大雨だと毎回あそこ冠水するんですよ。

大きな被害が出てます藁が集まっちゃったりとかですね。地元困っているので、その対策についてもご検討をお願いいたします。その地区の通学路の指定は教育長さんでしょうけども、そのご答弁はちゃんと市町村と連携して実効性ある

ものにするということだったんですけども、今んとこそうなってない。今のところはですね、安全対策をして、実質いません。ので、だから子供は、歩かないで車で送ってるわけです親は、だから、主体は市教育委員会ということですが、市の教育委員会の対応はありえない対応だと言わざるを得ないと思います。

この今先ほど、局長も答弁されたように、県の教育委員会による指導をですね、しっかりやっていただきたいと。何もしないってありえなくないですか。私はさっきも言われましたけど緊急一斉点検で、ここは一番四街道市の87ヶ所の中で一番危ない地区なんですよ。

危ないというかですね。一番対応中で時間がかかるというふうに判定されてるんですね。他は一部他は全部何とかなる、あるいは対応は短期。ここだけ一番長期です。ここは何としなくてもいいしなければいけないと、対策が必要だと言わずにいられないのでですね、指導をお願い申し上げます。

3. の地下水採取規制はほぼゼロ回答でですね大変残念です。再質問します。仮に今後新たな代替水源に転換したとしてもせめて防災目的で暫定井戸を継続利用することを認めるべきではないでしょうかお答えください。

4. 成田空港拡張に伴う地域振興についてですね、これは前向きなご答弁ありがとうございます。副市長会議が始まったとのことでですね、期待したいと思います。成田の成長は、印旛地域の成長にも繋がる。私はそう思ってます。

本当に。ですのでぜひ具体化をお願いしたいと思います。5. 多様性尊重条例ですね、別学も否定しない、しかも助長しないということで安心はしましたけども、それがちゃんと県民に伝わるかが不安があります。さっきね例で言ったように、多様性の尊重という言葉。

都合よく解釈ができる、多様性を尊重ですから、何してもいいというふうにも解釈できかねない。だから、条例の運用基準などを県民にしっかりと伝えてもらいたいと思います。そもそもですね、多様性を尊重することは意義ありません私もですけども、多様とは言えないものにも力がある。

例えば、地域のお神輿お祭りこういう伝統文化これ多様というよりも伝統ですね。それから、そういうものが地域の団結絆を生む、あるいは組織の同質性ですね。同質であればあるほど多様というよりも同質であればあるほど力を生むことがありますね。

今あるラグビーのワールドカップやってますけど、今年今回はアワチームですけど昔はワンチームでしたね。1チームってことは一つの目標、一つのプレースタイル、一つのチームになるってことが力を生むんですよ。だから、同一のものでも力を生む活力を生む創造性を生むってことは、私はあると思います局面によってはですよ。

多様性も重要です。だけど多様性ばかりに尊重しないで欲しい。同質性や伝統文化の力を否定しないで欲しい。思うんです。これはぜひ県に誤解が広がらないように要望を申し上げます。6番の洋上風力発電は変更しないということですねぜひ続けてください。

7番マイナンバーについてですが、オンライン更新時の講習が今、全体の12%ほどということで、これをどんどん増えてるんですよね、12%まで来たということで、今度来月から一般にも拡大するということですね。

大変マイナンバーカードを利用した良い事例と理解しましたので引き続き利用促進していただけるように要望します。それからマイナ保険証もですね、様々なメリットがあるということで嬉しく思います。国においても、マイナンバーカード1枚で受診できる環境整備を、国に言いにいうことですけどもね、ぶれることなく、進めてほしいと思いますが、県においても、マイナ保険証の利便性や将来性ですね。

単にホームページに載せるとかじゃなくてこれまで以上に積極的に周知をしてもらいたいと思います。政府のマイナンバーカードの健康保険証の一体化に関する検討会と、いうものの最終取りまとめですね、デジタル担当大臣と総務大臣の厚労大臣ですか、が、3社で最終取りまとめしたものだと、マイナンバーカードによるオンライン資格の確認は、今後の医療DXの基盤となると言われてますね。

だから、もっともっと将来性があるんですよ。このマイナンバーカードはもっともっと活用できる。必ず、ですので、ぶれないで欲しいんですよちょっと初めうまくいかないかなと。いうのを私は強く訴えたいと思います。

あと、医療機関がですね我々受診者患者側じゃなくて医療機関側もちょっとためらってる機関もありますね。なので、医療機関側においてもこのマイナンバーカードをマイナ保険証ってのはメリットあるんだと。いうことを訴えてほしいし医療機関側の協力が引き出せるようにもしてほしいということも要望します。

8番、難聴者への支援についてということで、ご答弁はちょっととりあえず今何もしないということですけども、でも認知症患者、高齢者はこれから増加すると見込まれていますし、県内で補聴器助成する市町村も増えてくると思います。

私の四街道を含めて、県内で7市町が既に助成を検討しているそうです。ですので、県にも引き続き情報収集をしてもらっていずれの助成制度創設を検討いただきますよう要望します。9番、忠霊塔ですがこれを残念というかちょっとかみ合わないご答弁でしたけども、検討会議で再整備計画を検討するということなんですが、私がさっき申し上げたように、皆さんにお配りしたように、高さ8m、敷地面積400mってのはもう仕様書に書いてるわけですよ。資料の表にありますけど、だから再整備計画を検討したって、その中で分けたものしか出てこない

訳での小規模が決まってるんです今の時点で、それは私は非常に残念です。塔だけしかも塔だけ移転して、石碑慰霊碑はこのまま今のままの維持というご答弁でしたけど、そしたら風化するんじゃないでしょうか。そこで。原っぱのところ何もないところにあの周りにポツンと石碑と慰霊碑だけあって、大変失礼じゃないですか。

護国神社も桜木にあります。忠霊塔も桜木に移りました。石碑慰霊碑だけなんで千葉市中央区弁天に残るのか、これあまりに先人に失礼じゃないでしょうか?私は、これは石碑忠霊碑も、そもそもですよ、この忠霊塔の隣だからこそ設置されたんじゃないですか。

初めて出来たときに、再度お尋ねします。再整備計画の条件決まってるけども、敷地面積とか、その石碑の移転については今からでも、変更できないでしょうか?ご検討ご答弁ください。最後10番スクールカウンセラーの増員これ充実化していただけること大変評価いたします。

全ての県立高校にやるってね、いいと思いますし、小学校も全ての学校で月2回に増やすということでね、ぜひやっていただきたいと思います。以上2回目です。

環境生活部長、井上容子君。

はい。防災目的での暫定井戸の継続利用に関するご質問ですが、県では環境保全条例に基づきまして、市町村における地域防災計画等に位置付けられている非常用井戸については、その構造等を確認した上で、例外的に許可を行っております。

以上でございます。

健康福祉部長、高梨みちえ君。

はい。忠霊塔の再整備に関するご質問ですが、敷地面積につきましては、戦没者を追悼し、恒久平和を祈念する慰霊塔としてふさわしいものとして整備すること。忠霊塔に収められている遺品を埋蔵することや、拝礼式典を実施すること等を考慮し、遺族会や関係機関と調整してきたものであり、現在の条件で再整備計画を作成することとしております。

また、石碑等については、現在地での維持保全について検討を行ってまいります。以上でございます。

田沼隆志君。

はい。3回目です。まず、地下水採取規制についてですけども、防災目的の継続利用を可能ということですね。

少し安心しましたけども、ただ1回目のご答弁でですね、今後地盤沈下の問題と地下水採取規制の意義について、各市町にさらにご理解いただけるように進めていくというご答弁でしたけども、そもそもそういうご理解が得られないで進めてるから、ああいう要望書が出るんじゃないでしょうか?しかも複数2回目でしょ。

全然まだ理解いただけてないという証拠じゃないでしょうか?ですので、改めてコミュニケーション充実、あと環境保全条例自体も抜本的に見直すことを私からも要望したいと思います。それから9. の忠霊塔についてですけども、両方0回答。大変残念です。

私が懸念するのは、このサイズがダウンサイジングすると、拝礼式典も簡素化したりとかですね、慰霊のところまでダウンサイジングしてしまうのかが心配なんです。ちゃんと心をこもったものにしていただきたい。移転先の敷地もやっぱり今の1500と同じぐらいの規模にすることを要望しますし、石碑および慰霊碑の移転も重ねて要望します。

過去への感謝が、未来への責任感になる。私自身さっき言いました。政治に目覚めたのは英霊への感謝を感じたからです。先人の感謝と慰霊をしっかりやるのは、その環境を整備するのは行政の使命です。そういう環境整備をすれば必ず千葉県発展すると信じてます。

そのことを要望して私の一般質問を終わります。ありがとうございました。以上をもって本日の日程は終了しました。明日27日は定刻より会議を開きます。これにて散会します。