1 市民大学について
今年度の評価と今後の展望
2 コミュニティラジオについて
コミュニティラジオについての柏市の考え
3 幼保一元化への対応について
「総合こども園」創設に向けての柏市の考え
4 養護教諭について
現状のチェック機能と専門機関との連携体制
5 武道必修について
特に、柔道の指導体制と事故を起こさないための対策
6 柏の農業ブランディングについて
正確な情報発信と消費者との対話のための柏市の取り組み
7 動物愛護センターについて
動物愛護の啓発と市民の安らぎの場としてのドッグランやアニマルセラピーの試み
「ドッグランの提案」
柏市では、動物愛護センター建設が計画されています。狂犬病対策として、保健所で野良犬を収容していました。今日、その役割は変わりつつあります。飼い主のマナー、しつけ方、新しい飼い主探し。そういった普及・啓発の教育的役割が期待されています。
ストレスにあふれる現代人。増え続ける一人暮らしの高齢者。アニマルセラピーなど動物とのふれあいが、注目を集めています。ペットを飼いたくても飼えない実情を抱えた人にとって、ドッグランや猫カフェは、心のいやしとなっています。
そこで、私は、動物愛護センターに、ドッグランを提案していきます。
【歴史に学ぶ】生類憐みの令は、心の教育だった。
徳川綱吉は、生類憐みの令を出し、犬小屋を作り財政を圧迫したと評判が悪い将軍です。しかし、歴史研究では高く評価されています。戦争・土木事業から、教育・文化事業に転換し、成熟した都市を築いたというものです。当時、江戸は100万人の世界有数の都市。治安、衛生、福祉が課題でした。人々の心がすさんでいる状況もありました。そんな中、捨て子禁止や捨て病人禁止が出されました。人を思いやるような心を育てるため、儒学の精神から出てきた法律だったのです。外からの規制をかけて縛っていくのではなく、人々が自発的によりよい生活をしていこうと行動する社会にしていきたいという考えで、この生類憐れみの令が出されたのです。
江戸が再評価されています。注目されるのは、教育や文化、人々のライフスタイルではないでしょうか。今、成熟した文化のあるまちが求められています。綱吉から学ぶ点は、大きいと感じます。