水道を新しい技術で守る!ー人口減少と生活インフラの維持管理

AI劣化予測診断ツールを活用し、令和3年度水道イノベーション賞を受賞された豊田市の事例発表が全国地方議員勉強会で開催されました。

全国的に問題になっている水道管の老朽化。
AIや人工衛星を活用した水道管路の維持管理や熟練職員の暗黙知の継承など、先進的な取り組みが紹介されました。
高度成長期に 整備された水道管が多く、50年以上がたち、老朽化が顕著になってきました。
埋められている土壌によって管路の老朽化の状況は著しく、大規模災害時の断水が長期化するリスクもある一方で、更新の必要性の低い管路を掘り起こして更新しているケースも少なからずあるのではないかと考えます。
これまで、地下に埋設してある管路の状況は、実際に掘り起こしてみないとわからなかったわけですが、AIの活用により、優先順位を設定し、より必要度の高い管路の更新ができるようになり、最小の投資で最大の効果を上げることになります。

人口減少、財政的にも厳しい中、技術職員の減少や技術の継承など、課題を抱える水道事業体においては有効なツールです。

そして、何より私たちの暮らしを守り、効果的な行財政運営のために、今こそ真剣に取り組むべきテーマです。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)