3/5、苫野一徳さんと岩内章太郎さんのご対談をじっくり拝聴できました。
本当なら難しい話なのに、世間話のように聞きやすかったです。お二人とも、哲学が血肉になっているからこそ、小難しい話にならず、ポイントが的確でした。
”次の時代の哲学”のビジョンを大胆に展開されましたと言えます。
いま哲学に足りないものは何か?
『学問としての教育学』で示されたもの。
竹田青嗣について。現象学について。
マルクス・ガブリエルについて。などなど。
刺激的な内容が盛り沢山でした。
気候危機、民主主義的危機、資本主義の矛盾など、人類史的転換期に新しい社会を構想していく必要に迫られています。
信念対立や間違った議論にならないよう、哲学が社会の土台とならなければならないと、苫野 一徳さんはまとめられました。
政治も経済も、そして教育も、つまるところ哲学です。
現状の理解で分かった気にならず、常に見つめ直していきたいです。
久々に哲学トークに触れ、抱えている悩みや不安、怒りや障壁などは、考えるために貴重なものだと思い直すことができました。