地域の学びが、地域・社会に何をもたらすか?

「第7回コミュニティカレッジ・バックステージ2021」に参加。
全国のコミュニティカレッジ運営者が集まり、その課題やノウハウを共有し、明日への希望に胸をふくらませました。

地域のことを、地域の人たちと、地域で学ぶ。

地域のことを知り、地域の課題解決や地域をより良くする動きも出てきます。
地域の中で知り合いも増え、他の団体や企業、行政との関わりも増え、地域で果たす役割も出てきます。
地域課題を話し合い、行動に移す中で、起業したり、政治的に働きかけたりすることもあります。

2009年から柏まちなかカレッジの活動を始めて、13年目。
個人の好奇心から集まり、補助金も寄付も広告に頼らず、自主自立した独自の方針で運営を続けてきました。

そんな中で、柏市立中央図書館と旧そごう柏跡地の活用について、市長に政策提言したこともありました。

単なる趣味やスキルの習得ではなく、地域で対話し、合意形成していく活動は、民主主主義や自治の実践にほかならず、デモクラシーの学校でもあります。

全国のコミュニティカレッジの中には、首長のアイデアでスタートした事業だったり、行政や企業がバックについていたりする組織もあり、地方政治や行政運営に左右される話もお聞きしたりします。
行政や地域経済との連携し、深く関わっていく中で、見えてくる地域の実情もあると思います。

コミュニティカレッジ・バックステージは今年で7回なので、7年目。新しく参加されるカレッジもある一方で、なくなってしまったカレッジもあり、この新陳代謝がコミュニティカレッジの特徴かもしれません。
長く続く運営スタイルも見えてきました。

最初から参加されている皆さんとの出会いも7年になります。CCBを始めようと意気投合した神戸モトマチの村上さんとは、私の結婚式の前日にお会いしているので8年。

たまにしか会いませんが、同志のように感じます。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)