【柏市】市内医療機関における不適切なワクチンの接種の判明について

市内医療機関における不適切なワクチンの接種の判明について、柏市より情報提供がありましたので、共有いたします。

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市内医療機関 1 カ所において,希釈後の規定時間を超過した新型コロナワクチンが,接種 に使用されたことが判明しました。今後このようなことがないよう,市内医療機関に周知を図り 再発防止に徹底してまいります。

1 判明した内容
(1) 概要
市内医療機関 1 カ所において,令和 3 年 4 月 28 日(水)~6 月 4 日(金)までの間の 11 日間の接種日で 34 名(延べ 44 回の接種)のかたに,希釈後 6 時間以上経過したワクチン が接種されていました。

(2) 被接種者の特定
当該医療機関の医療従事者,近隣医療機関の医療従事者,訪問診療先の患者及び巡回診療先の施設職員の計 34 名。(うち 31 名を特定。残り 3 名については,被接種者の疑 いがあるかた 19 名中に含まれており,抗体検査の結果により対応) なお,現在のところ健康被害を訴えているかたはおりません。

(3) 使用ワクチン
ファイザー社製ワクチン「コミナティ筋注」
該当ワクチンは,希釈後,6 時間以内に接種することが適切な取り扱いとされています。

(4) 不適切なワクチンの管理の詳細
当該医療機関は,朝に希釈したワクチンを 6 時間以上経過した夕方に接種していました。
また,前日に希釈したワクチンを注射器に入れたまま冷蔵保管し,翌日希釈から 6 時間以内のワクチンを入れた注射器と混在させ持ち運び,接種に使用していました。

(5) 本件の事態の原因と判明について
ワクチンの使用期限について,当該医療機関従事者が冷蔵保管で 24 時間以内と誤認 識していました。本件の事態は,当該医療機関内において,ワクチンの取り扱いを再確認 し,市へ報告したことにより判明しました。

2 市の対応について
当該医療機関へ,ファイザー社製ワクチン「コミナティ筋注」の添付文書等を遵守した接種をすること,また,被接種者への事情説明及び抗体検査を実施するよう指導しました。
また,市内の個別接種実施医療機関にワクチンの適切な管理について,改めて周知いたします。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)