お久しぶりです。新しい自転車を買って毎日が楽しくなっています。宮島凱生です。クロスバイクなるものを買ったんですがそれまで乗っていたママチャリと全然スピートが違って驚愕しています。たのしい。
千葉県知事選挙2021、終わりましたね!いくつかの動画編集という形で関わらさせていただいた熊谷俊人さんが当選されて嬉しい限りです。
さて、今回の選挙の投票率ですが、3月22日付けの千葉日報によれば38.99%だったようです。前回の投票率が31.18%だったことを考えるとだいぶ向上したように思えます。コロナ渦ということもあって政治への関心が高まっているのでしょうか。
今回の選挙を通して、「与党vs野党」という構図にしたい自民陣営と、党派性は出したくない熊谷陣営と、党派性を出したがる立憲民主陣営という事例をよく目にしました。今回の選挙に党派性は影響したのでしょうか?
今回の県知事選、柏に限って分析してみましょう。今回の県知事選と前回の千葉県議会議員選挙の結果を政党ごとに見ていきましょう。
前回の千葉県議会議員選挙での政党別の得票数をまとめてみます。
①自民党・・・36,361票
②公明党・・・19,148票
③立憲民主党、国民民主党・・・35,110票
④共産党・・・15,374票
主だったところではこんな感じです。では今回の千葉県知事選はどうだったのでしょうか。
①自民党
関まさひろ候補 22,249票
②共産党
金光理恵候補 9,706票
③無所属
熊谷俊人候補 80,564票
さて、こうして見ると与党である自公両党は56,000近い票を確保できるはずでした。公明党は足並みが揃わず関さんを推薦していませんでしたが、実際には無党派の票も流れてくるわけなので33,000票近くの票が失われたことになります。共産党からも6,000票近くが公認候補から流出しています。
熊谷さんは今回立憲民主党の支援を受けましたが党派性にこだわらないとして、無所属での出馬となりました。普段の立憲民主党の票より約60,000票多く獲得しているのは、無党派の票だけでなく自公共3党の票も流れ込んできた結果と言えるのではないでしょうか。
今回の県知事選を有権者が従来の与党vs野党という枠組みで見ていたならここまでの票の変動はなかったでしょう。結論として、今回の選挙は既存の与党vs野党という枠組みとは違う雰囲気だったように思います。
圧勝というこの結果は、いうなれば明治以来行くたびもの壁を乗り越えて出来上がった政党政治という枠組みが「過去のもの」となっていく一つの節目なのかもしれません。
(文責・宮島凱生)