東日本大震災から10年

3/11、柏市議会にて黙祷。

震災により犠牲となられた全ての方々に対し追悼の意を表すると共に、被災地域のご復興ならびに皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

2011年3月11日当時、柏市議会は質疑.一般質問中だったそうです。今、議場にはヘルメットが備えられています。

私は、その時は議員ではなく、ちょうど柏の葉の辻仲病院に入院中でした。

身体が思うように動かない中で避難した経験は、防災を考えるために活かされています。

まだ、この時は柏の葉にも大きな空地がありました。

※写真は、ららぽーと柏の葉北館や三井ガーデンホテル、東大フューチャーセンターなどが建っている場所です。

平成23年から柏市議会では、3/11(あるいは前後)に東日本大震災で犠牲になった方々への黙祷を捧げています。

東日本大震災から10年。

今年でいったん終わりにすると議長から提案がありました。

来年に向けて、議会運営委員会でも話し合っていきます。

関連死を含めた震災による死者と行方不明者は合わせて2万2200人。依然として全国で4万1241人が避難生活を余儀なくされています。原発に関連した様々な課題は、いまだ解決できていません。

柏市は常磐線で福島県とも繋がっており、出身者も多く、食品や電力など福島から多くを取り寄せてきました。また、柏市は、東日本大震災後、福島第一原発からの放射性物質の飛散によるホットスポットとなりました。

10年というきりのいい年数で区切るのではなく、東日本大震災で被災された方々の暮らしや被災地の復興、原発の諸問題に向き合い続けていかなければならないと考えます。

その姿勢を示すためにも、忘れてしまわないためにも、黙祷は続けていくことを意見していきたいです。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)