柏市職員の懲戒処分-公文書を改ざんし、休暇不正取得

柏市職員の懲戒処分等について、柏市役所より情報提供がありましたので共有いたします。

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1 事件の概要

公文書改ざんに伴う休暇不正取得及び欠勤に係る職員の処分等について

土木部下水道経営課長(51歳男性)は,所属職員の年次有給休暇の取得について,服務にかかる決裁権限を有している自らの職権を乱用して,同課に所属する副主幹の年次有給休暇の取得申請に対し,令和2年2月13日以降,のべ11日にかかる計24時間分を職権で削除し,繰り返し服務整理簿の改ざんを行いました。また令和2年度についても,人事課からの指導により是正するまで,同様の不適切な処理を繰り返し,適正な服務管理が行われているかのように欺罔しようとしました。

土木部下水道経営課副主幹(56歳男性)は,年次有給休暇の残日数がほぼ皆無の状況で,申請後に所属長により不適正に削除されることを知りながら,繰り返し年次有給休暇の取得を請求していました。さらに,複数回にわたり,欠勤とならないよう注意喚起を受けていたにもかかわらず,必要な措置を講じなかったことにより,令和2年2月28日に欠勤に至りました。

2 処分等の内容

市では,当該事件に係る懲戒処分等に関し,7月22日に柏市職員懲戒審査委員会を開催し,その審査を経て,本日(7月28日),次の処分等を行いました。

処分等を受けた職員 処分等の内容
土木部下水道経営課長(51歳男性) 減給(10分の1)6月

(懲戒処分)

土木部下水道経営課副主幹(56歳男性) 減給(10分の1)3月

(懲戒処分)

総務部技術管理課主任(60歳男性,現再任用職員,

令和元年度は土木部下水道経営課副参事)

文書注意

(管理監督責任)

土木部下水道経営課主幹(48歳男性) 文書注意

(管理監督責任)

 

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)