人吉を思う-想像力と備え

7月の豪雨において被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
友人やこれまで出会った人たちのことを思っていました。

思うばかりで、日々の生活や仕事に追われ、何もできずに過ごしていました。

五年ほど前、人吉を訪れました。
その時、訪問した人吉市の国宝「青井阿蘇神社」など2件の文化財や銭湯、創業112年の老舗「上村うなぎ屋」と秘伝のたれも、球磨焼酎の蔵元も浸水などの被害に遭ったとのこと。

自分に何ができるのか考えていました。
様々な形で、行動されている方がいることを知りました。

青井阿蘇神社の手助けに、大学生や高校生らがSNSで呼びかけ、支援が広がった。
被災した古文書などの歴史史料を救出しようという動きも出ている。
・球磨焼酎酒造組合に義援金や寄付をしたいという声が寄せられた。
http://jp.kumashochu.or.jp/blog200710161134.html

想像力の大切さを実感します。
訪問したことがあったり、その地で暮らす友人や出身者を知っていると、行動も変わってくると思います。

自分の住む地域で起こりうる災害などを想像しています。
家庭では何を準備しておくべきか、地域や自治体の動きはどうなるか、いま何をしておくべきか。
こうしたことを常に考えていることが、他に地域で災害のニュースを聞いたときに、被災地に役立つ行動がとれることにつながるのだと思います。

今夜は、自宅にある球磨焼酎にします。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)