柏市議会の決算審査にあたり、図書購入費の変遷、市民一人当たりの蔵書数や蔵書、購入や廃棄の基準、保存について調べていました。
そこで、今日、柏市中央図書館の書庫を見学させて頂きました。
空調や湿度管理ができないプレファブで、カビ臭く、大雨の日などは心配です。
蔵書は、もう満杯で、床に段ボールを置いて対応されていましたが、このような対応も限界にきていると感じました。
図書を購入するためには、どこに置くことができるかということを考えなければならず、蔵書数が伸び悩んでいる要因となっているとのことです。
本の廃棄もできる限りのところまでは実施したとのことです。
たしかに蔵書が充実していなくても、情報の拠点としての機能を果たす図書館という考え方もあるでしょう。Amazonなどによる読み放題サービスも開始され、図書館のあり方も問われてきています。
しかし、柏市の図書館は、蔵書や情報の拠点としての方針につい示すことができていません。
議論は、D街区での図書館建設中止以降、停滞してしまっていると言わざるを得ません。
建て替えや新設といった議論もできないまま改修工事が行われています。
図書館職員の採用についても中断してしまっています。
もはや蔵書の問題にとどまらず、図書館のあり方について考えなければならない時です。
決算審査特別委員会だけではなく、定例議会でも問うていきます。