柏警察署の警察力強化に向けて、自動音声ガイダンスの導入

昼夜を分かたず、地域の安全を守り、住民の安心を支えてくださる警察の皆さまの日頃のご尽力に対し、心より敬意と感謝を申し上げます。
一方で、住民の安全を守るため、警察官の業務は、昼夜を問わない事件・事故への対応、危険な現場など、身体的・精神的負担が大きいことが課題でもあります。
交替制勤務の在り方の見直しや、電話対応システムなどテクノロジーの導入や書類の合理化など報告業務の軽減も必要です。

柏警察署は、全国でトップクラスの事案件数を抱え、刑法犯認知件数や交通事故発生件数が県内で最も多く、県議会でも2署化が要望されてきました。

昨年の私の一般質問においても、警察官の働き方改革と業務の効率化のための取り組みについて議論いたしました。

千葉県警においては、不断に治安情勢等を踏まえた警察官配置の見直しや、装備資機材の充実による業務の効率化等を図っています。

柏警察署についても、管内の刑法犯認知件数、交通事故発生件数、110番受理数が県内最多であることなどを踏まえ、必要な検討を行われています。

本日より柏警察署で、自動音声ガイダンスの導入が、試験的に導入されました。

夜間等の限られた体制の中で、同じ内容を繰り返し申し出るなど、緊急性、必要性の低い電話に対応する警察職員の負担を軽減し、管内の事件事故に適切に対応するためです。
これにより、これまで不要不急の電話に対応していた警察官が現場活動や緊急性の高い事案への対応に注力することが可能となると期待されます。
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柏警察電話のサムネイル

今、さまざまな専門職で成り手不足が深刻化し、社会全体で対策を講じる必要があります。
特に、警察官は、子どもたちの憧れの職業でありながら、就職を検討する若者にとっては、夜勤もあり、厳しく、過酷な職場であるというイメージを持たれています。
警察官の人材確保には、社会の変化や求められる役割に合わせた柔軟な戦略が必要です。

警察官の働き方改革を進め、警察業務の効率性向上とともに、警察官一人ひとりの満足度やモチベーションの向上をはかり、警察官の成り手を増やし、住民の安心安全をこれからも守っていただけるよう要望いたします。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)