昨日は、柏市議会の決算審査特別委員会で総務委員会所管分について審査が行われました。
総務委員会所轄分とは、総務、財政、企画、消防局、選挙に関する部門です。
以下のような内容についての決算審査が行われました。
•財政指標
•基金の繰り入れ基準、財政調整基金、公共施設整備基金積立金、寄附基金
•公共事業の契約
•市税の徴収、債権回収(しっかり徴収しているという評価と情け容赦ないという批判と両方の意見あり)
•人事(メンタルヘルス、研修、採用試験、組織定数)
•消防、救急車
•防災(訓練、備蓄、自主防災組織、マップ、コミュニティなど)
•防犯
•第5次総合計画策定
•公共施設等総合管理計画
•地方版総合戦略
•賠償保険
•電子自治体
•資産管理(公用車の事故、物品の登録)
•選挙啓発
などなど
12人の委員から様々な角度から質疑がありました。
会議室には、約40名弱の担当職員と傍聴者と議会事務局、委員と合わせると総勢50名ほどが着席し、熱気がすごいです。
会議室の他にも、控え室で、委員会の音声を聞きながら答弁に備えている職員の方々もいます。
私からは、職員採用試験、メンタルヘルスと残業、職員研修の委託、サイバー攻撃対策、オープンデータ化、市民の声を生かした政策策定、犯罪の起こりにくいまちづくりについて質問いたしました。
他の委員からの質問で興味深かった救急車の出動件数について。
出動件数が増加傾向なので、救急車を一台さらに増やして配置するとの答弁に対し、委員からは、台数を増やすだけでなく、福祉部門などと連携して、何回も救急車を呼ぶ市民のフォローが必要でらないかとの意見が示されました。
柏市では、年に三十数回、救急車を呼んでいる市民もいるとのこと。その人の抱える不安や病状に目を向ける必要もあります。
千葉市では、年に100回以上、救急車を呼ぶ市民がいたそうですが、迷惑な市民とみなすのではなく、NPOと協力し、その市民の相談にあたることで、救急車の出動件数も減り、その市民の抱える問題にも応えられたという事例も紹介され、柏市のあり方について問い質されました。
このような形で、決算審査は進んでおります。