ご高齢の方の生活支援事業である「こもれびの和」の交流会に参加させて頂きました。
寒く、風邪も流行っている今日、高齢者にとって、外出する機会が減ったり、友達との交流も減ってきたりするとのこと。
こうした交流の機会は貴重です。

身寄りのない高齢者が、2050年には448万人となる見込みであることが、日本総合研究所の試算が示されています。高齢者の9人に1人の割合です。
老後の施設入居や入院の身元保証人や遺体の引き取り手ないない人が増えることが予想されます。
身寄りのない高齢者を支援する民間サービスの利用が広がってきている一方で、トラブルも増えてきていました。
そこで、政府は、昨年6月にガイドラインを作成し、一部の自治体では優良事業者の認証制度なども始まり、制度が整いつつあり、今後、ますます必要な事業となると考えます。

成年後見人制度や介護保険制度でも、高齢者をサポートする制度がありますが、現制度ではこぼれ落ちているお困りごとがあります。
高齢者終身サポート事業は、身元保障だけでなく、生活支援や金銭管理•法律支援、万が一の支援など、生前から死後までをサポートしていきます。

昨年、一般社団法人こもれびの和のメンバーとなり、高齢者終身サポート事業について取組み始めました。
定例のミーティングでは、生活支援の事例報告をお聴きし、これからの社会に無くてはならない事業であるという考えを深めています。
たとえば、ライブへの付き添いもされたとのこと。単なる付き添いではなく、応援のうちわや服装など、本気でライブに付き添っています。
救急車への付き添いもされています。
入所されている施設では、救急車を呼んでもらえず、この緊急の生活支援を活用して病院へ行ったところ、危機一髪だったということもありました。 

グリーフケアの大切さも学びました。
パートナーと死別された方に寄り添うこと。
これからの社会に無くてはならない事業です。
より良い社会となるよう、私も力を尽くして参ります。