卒業式への保護者出席の要望と柏市教育委員会の思い

柏市議会にて山下の登壇。
 
新型コロナウイル対策については、日々、状況が変化しているので、本番真剣勝負のような緊張感がありました。
 
特に、小中学校の卒業式については、方針が公表されて以降、ご意見ご要望の連絡が途切れることがないくらいでした。
本当に沢山の保護者の方々から、「ぜひ保護者も参加させてほしい」という、切実なお声を頂きました。
 
各自治体によって方針が出され、現場では決められないようなことこそ、議会での話し合いが重要になってきます。
卒業式についても話し合いました。
 
昨日、今日の話し合いでは、感染拡大防止の観点から、決定は覆ってはいません。
卒業式のライブ配信や後日、卒業式の様子を確認できるよう検討が行われるとのこと。
すでに実施された他の卒業式の事例や感染状況の変化などにより、ギリギリまでどうなるか分からないので、引き続き、意見交換はしていきたいと思います。
 
突然の首相からの休校要請を受け、教育委員会や学校も、短い時間に、合意形成や意思決定を迫られ、子どもたちのことを第一に考えながら苦しんでいることが分かります。
感染拡大防止対策と現実の対応に葛藤があり、ブレている部分も指摘しましたが、それだけ教育委員会や学校は親身になっている証拠です。
先生方の卒業式への思いの深さも感じました。
 
教育委員会が、卒業式を軽んじているわけでも、冷たい対応をしているわけではないことは、まず、お伝えしたいと思います。
 
他の質問内容については、あらためてご報告いたします。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)