町内会による「ごみ置き場」設置の限界-議会質問報告

議会質問で、ごみ置き場の設置とごみ収集について質問しました。

ごみ集積所は、柏市内に約1万1400か所あります。
ごみ集積所・ごみステーション設置の相談が年々増え、その解決が年々難しくなっていると感じます。
新設された集合住宅や住宅地ではなく、古くからの市街地に元々あったごみステーションが諸事情で廃止され、別の場所を探さなければならない場合です。
狭い路地ですとなおさら難しくなります。

これまで自治会・町内会に設置を任せてきましたが、現在のゴミの収集システムには限界を感じています。
特に、町会が担っているごみステーション設置には、地域コミュニティの問題や市民協働の課題が表面化しています。

町会への加入率は下がっておりますし、町会に加入しなくてもゴミは捨てなければなりません。
町内会が機能している地域だからこそ、困ったという声があがってきますが、決められた収集場所ではない場所にゴミが捨てられるなど、住民トラブルや住環境の悪化も懸念されます。

ごみ収集場所が遠くなると、ご高齢の方にとっては大変です。
高齢者のごみ出し支援についても、地域の助け合い活動として各地で取り組まれています。
国立環境研究所の研究員の方々と、議会前に「高齢社会におけるごみ集積所管理の実態と課題」について意見交換しました。
「高齢者ごみ出し支援」についての冊子をいただきました。

ごみの戸別収集も1つの解決策とも考え、提案しました。
都内では実現しているところも見られますが、まだ柏では難しいようです。
まずは、高齢者のゴミ出し困難なご家庭から検討していきたいとのことでした。

自分たちの地域を自分たちの手で運営していけるかどうかという市民自治の問題です。
町内会や地域コミュニティのあり方が問われています。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)