柏市議会建設経済委員会にて、三日間、①奈良市の起業支援、②大阪市のパーク
マネージメント事業、③倉敷市の中心市街地活性化を視察してまいりました。
視察は、目的の事業を見学するだけでなく、街を歩くことで見えてくるものがあります。
同行した建設経済委員会の議員や行政執行部とも、意見交換しながら過ごすことができ、有意義な時間でした。
まずは奈良市の起業支援について、ご報告いたします。
株式会社まちづくり奈良が運営する起業支援施設「きらっ都•奈良」を訪問。この株式会社は、奈良市(42.55%)、地元9商店街(46.1%)、商工会議所(7.09%)、南都銀行(4.26%)の構成です。
創業セミナー、交流事業、インキュベーション事業を中心に展開されています。
「きらっ都•奈良」内に、コワーキングスペースを設置し、家賃の安いチャレンジショップで出店を後押しし、周辺の空き店舗を紹介していくなど、起業から安定的な企業経営まで段階に応じ、継続した伴走型支援が行われています。
「きらっ都•奈良」の成功事例を参考に、床面積が狭く、家賃の安いテナントを集めた民間のチャレンジショップが、近くで生まれています。
歩いて思うのは、海外の人が多いこと。
ただ、奈良県は県内宿泊室数が全国最下位で、宿泊者数も全国46位という以外な結果。
伸びしろは大きいと感じます。
なんばから電車で30分という立地のため、日帰り観光を可能にします。
また、県外就職率と消費率ともに、全国1位。大阪や京都に、通勤通学、買い物をしているという課題を抱えています。
都内からアクセスの良い柏市とも共通する部分でもあり、いろんなアイデアが浮かびました。