富山駅前のビルに入る行政施設を訪れ、感じたこと

まちなか子育て交流施設「とやまこどもプラザ」(こども図書館•子育て支援センター)と「とやま駅南図書館」を訪問しました。image

こども図書館には、赤ちゃんの絵本から育児書、児童書、まんがといった本が揃えられている他、おはなし会のための部屋や体を動かして遊べるゲームコーナー、そしていたる所に座る場所もあり、子どもたちや子育て世代の居場所でもあります。image
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子育て支援センターには、乳幼児とその親やこれから親になろうとする方々が気軽に集い、交流し、子育ての悩みの相談や情報が得られる場所です。
こども広場、子育て相談、ことばの発達支援室が設置され、買い物がてら子どもを遊ばせることもできます。
ファミリー•サポート•センター事業もあり、子育ての手伝いを頼むこともできます。

向かいには、とやま駅南図書館「ぶらり」も設置されています。image

この施設が入っているCiCはテナント減少による経営難に陥り、2002年に運営管理者の富山駅前開発が経営破綻し、民事再生法の適用を受けて再生を進めています。
駅前のビルに、こんなに立派な行政施設があるのは、富山駅前を空きビルのままにしておくわけにはいかないという事情もあると推測されます。

この下の階は、ワンフロアを借り切る形でとやま市民交流館を設置されていました。image

空きビルになってから、経営破綻してから、市が支援を踏み出すよりも、その前に商業施設に行政施設を設置するほうが、相乗効果が期待できたではないかと思います。先に手を打つほうが効果が高いはずですが、その決定ができるかどうか。

富山市には、柏市議会教育民生委員会の視察で、富山型デーサービスについて視察したのですが、そちらはあらためてご報告いたします。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)