子育て支援-研究と実践と提言

子育て支援は、議会でも行政でも大きなテーマですが、まだまだ研究が活かしきれていないと感じます。

社会全体で子どもを育てるという理念だけでなく、自治体の経営として考えても、乳幼児への公共事業は費用対効果が高いという調査結果があります。

幼児教育は、将来の所得、健康、犯罪など、その後の人生への影響が大きいことがわかってきました。
たとえば、同じ税金を使うのなら、20代へのキャリア教育よりも、幼児教育に投資する方が効果的だとみなされます。
できるだけ小さいうちから、しっかりした教育機会に恵まれることが大切です。

しかし、ここで間違ってしまうのが、かたよった早期教育です。
教育というと、読み書き人よりも早くお稽古事に通わせることといった誤解があります。幼い頃にしか育むことができない感性や体験もあるものです。

幼児教育の重要性は、みなさん認識されているところですが、現在の日本では家庭まかせになっています。
熱心なご家庭では素晴らしい幼児教育が受けられる一方で、幼稚園や保育園に通わせることが困難な家庭もあります。
熱心と言っても、遊びやふれあいではなく、焦って小さい頃から文字を読ませたり、お稽古事に通わせる家庭もあります。

多様な育て方があることはいいのですが、小学校未就学児にも、もっと公教育の機会が保障されるべきだと考えます。

子育て支援について、機会あるごとに視察したり、お母様方からお話をお聞きしたり、できる限りの本に目を通しています。

私の子どもも小さいので、よく観察しています。
お聴きした話や本の内容とリンクして、面白いです。

写真は、さくら•さくらんぼ保育園の斎藤公子さんの本です。




 

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員選挙(柏市)•立憲民主党公認候補予定者。 2021年10月、柏市長選挙(2021年)に無所属で立候補。43,834票を託して頂きました。その後、AIで水道管を救うFracta Japan株式会社の政策企画部長に。 元柏市議会議員。柏まちなかカレッジ学長。元高校教諭。2児の父。 教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 (社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)